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カテゴリ:野球
『プロリーグ設立の機運の理由』
本日は野球ファンの調査結果を見てみたいと思います。 早速ですが、日本の野球に関する調査がスポーツ庁にて発表されました(記事)。 この内容には現地観戦した割合とテレビやインターネット配信での試合中継を視聴した割合を統計したものが掲載されています。 その結果、プロ野球(MLB含む)はそれぞれ13.4%、47.1%と他のスポーツよりも軒並み高い数字を記録しており、まだまだ人気は健在だという事が判明しました。 野球離れという声が聞かれますが、個人的には「する」が「観る」に変わった印象で、寧ろ全体的な野球人口は増えているのかも?しれませんね。 特に女性ファンが急増しており、テレビ中継やインターネット配信では29.9%だったのが39.5%と急増しています。 昔のパ・リーグ(と言っても私は昭和64年なのであれですが^^;)は観客が入っていなかった事を考えると、尚更それを実感します。 しかしながらこの結果に胡坐をかかずにこれからも新規ファン獲得やファン顧客維持の為にこれからもエンタメも考えた戦略を練ってほしいですね。 ちなみにエスコンフィールドを皮切りに各地で球場建て替えや新球場建設の話、16球団構想などもあり、まだまだ伸ばしていけると思うので期待したいところです。 そしてもう一つ面白い統計データとして2022年に行われた世界での調査がありましたので紹介したいと思います(記事)。 こちらのデータは国別にWBCに興味がある割合とMLBに興味がある割合を調査した結果となっています。 一番高かったのは元々野球人気が高めなメキシコでどちらも高い結果となっています。 ちなみに日本や韓国、台湾はMLBだけでなく自国にもプロリーグがあるだけに、そちらを合算したら恐らく上回ってくるでしょうか。 個人的に注目したいのは既に野球が盛んな国ではなく、まだそこまで盛んな国ではないのにMLBに興味のある国です。 非常に意外なのがナイジェリア、何と35%と日本や韓国、台湾、アメリカなどを上回って2位の数字を記録しています。 そして興味深い点として挙がるのがbaseball unitedが創設されたUAEやサウジアラビアも高い数字を記録している点、現在佐賀インドネシアドリームズを設立して将来的に東南アジアにプロ野球リーグ創設を目指すNEOアジアプロ野球機構が創設されたインドネシアやフィリピン、ベトナムは国内リーグがない国内状況を考えると中々高い数字を記録しており、タイやシンガポールも悪くはなさそうです。 baseball unitedにはインドやパキスタンといった野球の認知度や関心も高くなりつつある国も入っており、そう考えると当該地域にプロ野球リーグを創設した理由も頷け、イギリスの調査会社の結果の信用性も裏付ける結果となったのではないでしょうか。 プロ野球リーグ創設という話が出た際、多くの日本の野球ファンは「果たしてこの地域で根付くのかな?」という疑問は私を含めて疑問に思ったかと思いますが、この調査結果を見る限りでは潜在的な野球ファンの存在がいる事が判明しただけに、しっかりと普及活動を行って振興を図っていけば十二分に野球が根付く可能性は秘めているのかな?と思います。 この調査結果を見るとトルコも割と高めの数字を記録しており、どちらかといえば欧州側に組み込まれている国ですが、思い切ってbaseball unitedへの参加を打診してみても良いのではないでしょうか? ちなみにナイジェリアは以前の記事にて「ナイジェリアにグローブ工場を」というプロジェクトを立ち上げた団体が存在し、同時に野球の普及活動を進めていく事も目指しているだけに、そちらに大いに期待したいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.19 15:18:04
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