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リュウちゃんの懐メロ人生

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2013年12月28日
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カテゴリ:クラシック音楽

 

聖堂から降り注ぐバッハの調べ

聖なるクリスマスの至福の時。

img_566460_14833820_1.jpg

 

1225日。クリスマス、

リュウちゃん、「カトリック夙川教会」にバッハの「クリスマス・オラトリオ(第1部~第3部)」を聴きに行きました。

http://www.shukugawa.catholic.ne.jp/

 

演奏は、

延原(のぶはら)武春指揮/テレマン室内オーケストラ&室内合唱団、

リュウちゃん、この曲を教会で聴くのは初めての体験でしたが、実に素晴らしい演奏で、無宗教人ではありますが、深い感動を覚えました。

img_1277025_35040265_8.jpg

 

キリスト誕生の喜びが、

まるで今日の出来事のように体に伝わって来た!

 

パンフレットを読んでみますと、延原氏率いるテレマン室内オーケストラ&合唱団は、もう170回以上も、この由緒ある教会で、「教会音楽シリーズ」を開催していて、この教会は彼らのホームグラウンド的な場所なのだそうです。10種類の違うバージョンのヘンデル「メサイア」の連続公演シリーズ、バッハと同時代のバロック音楽の巨匠、ゲオルク・フィリップ・テレマンの「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」などの本邦初演も、この教会で行われたようです。

 

テレマン室内オーケストラ&合唱団は、この教会での演奏活動などが評価され、初めて団体として1985年度の第17「サントリー音楽賞」を受賞しました。

 

ここで当日演奏されたバッハ「クリスマス・オラトリオ」について、少し紹介して見ます。

バッハの「クリスマス・オラトリオ」は、そのタイトルのように、神の子とされるイエス・キリストの生誕を祝福する喜びと平安に満ちた音楽です。全6部から成り、教会では、以下のように6日間に渡って演奏されているようです。

「第1部」:降誕節第1祝日用 1225日)

「第2部」:降誕節第2祝日用 1226日)

「第3部」:降誕節第3祝日用 1227日)

「第4部」:新年用 11日)

「第5部」:新年後の第1日曜日

「第6部」:顕現節 16日)

 

楽曲全体は、演奏時間約2時間30分くらいの大作ですので、以下に「第1部」のみ、少し立ち入って紹介して見ます。

以下はガーディナー指揮・イギリス・バロックソロイスツの全曲演奏です。

http://www.youtube.com/watch?v=bFnW_CrPUlA

 

以下の楽曲の右側に示した時間は、上記の演奏の開始時間ですので、若し下記紹介の演奏を参考される場合は、この開始時間にカーソルを合わせて下さい。

尚、第1部の歌詞対訳は以下のサイトを参照下さい。

http://pacem.web.fc2.com/lyrics/bach/xmas_1.htm

「クリスマス・オラトリオ」第部」

1 合唱「歓呼の声を放て、喜び踊れ」(0分0秒~

ティンパニと3本のトランペットの印象的な序奏で始まるキリスト誕生の歓喜の合唱です。バッハの音楽にティンパニが使われていたことは、この曲で初めて知りました。

★    2 レチタティーヴォ「その頃皇帝アウグストより勅令出で」(7分38~)

テノールのエヴァンゲリスト(福音史家)による「ルカ伝」の語り(レチタティーヴォ)です。

★    3 レチタティーヴォ「今ぞ、こよなく尊きわが花嫁」(8分58秒~)

この曲及び第4曲に出て来る「シオン」とは、エルサレムの古い地名です。昔のイスラエルの詩人たちは、「シオン」をエルサレムの愛称として、擬人化して使っていたようです。

★    4 アリア「備えせよ、シオンよ、心からなる愛もて」(9分44秒~)

アルト・ソロによる美しいアリアです。リュウちゃん、「クリスマス・オラトリオは、この曲を聴いて、いっぺんに好きになりました。

★    5 コラール「如何にしてわれは汝を迎えまつり」(1441秒~)

「コラール」とは、ドイツ・プロテスタント教会で歌われたドイツ語による「賛美歌」です。バッハはカンタータやオラトリオ、受難曲にさまざまなコラールを取り入れました。単純ですが、深い印象の残る美しいコラールです。このコラール、確か「マタイ受難曲」でも使われていたような気がしますが、何曲目だったのかな?

★    第6曲~第9曲の紹介は省略させていただきますが、最後の第9曲のコラールは、第1曲と同じく、3本のトランペットとティンパニの連打で荘重に閉じられます。

 

バッハの宗教曲といいますと、何やら難しくて、素人には近づきがたいイメージがありますが、要は、キリスト物語の「音によるパノラマ」なのですね。日本のクラシック音楽愛好家は深刻ぶる癖があって、バッハでは、「マタイ受難曲」のような深刻な曲がより好まれる傾向にありますが、明るく希望に満ちた「クリスマス・オラトリオ」も素晴らしい曲だと、改めて思った次第です。

無宗教のリュウちゃんが、このコンサートに足を運んだのは、今回、素晴らしい合唱を聴かせてくれた「テレマン室内合唱団」に、高校の合唱部の先輩、後久義昭(ごうきゅう・よしあき)さんが団員として1986年からこの合唱団で活躍されてきたことです。

http://www.eonet.ne.jp/~gokyu/

後久先輩とは、一昨年、奈良でお逢いし、以後、先輩後輩の間柄で親しくお付き合いさせて頂いています。今年は6月1日の「冬の旅」全曲リサイタル、12年ぶりとなる高校の合唱部のOBOG会と、奈良での「ちちろ会」の結成など、大変お世話になりました。

 

後久先輩、「ちちろ会」の皆様、

来年は奈良で先輩、千佳姫、あや姫のジョイントリサイタルを是非実現させたいですね!

 






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最終更新日  2013年12月28日 06時21分38秒
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