少子化カフェ
毎月一度あるサイエンスカフェ、今日が4月度のカフェでした。今回もお手伝いに。テーマは「少子化のゆくえ」でした。少子化と科学(サイエンスカフェだから・・・)がどう結びつくのか分からなくて、終わったあとも科学なのかといわれればわからない・・・というのが正直な感想です。でも、少子化を読み解く為に膨大な量のデータをとりそれを数値化すること、またそのデータをどのような視点からとるとより効果的なデータが取れるのか、といったことが少し伝わってきたので、そこには科学(数学とか!)がかかわっているなぁと思いました。本当に個人的な意見ですが、今回の先生にはカフェが終わったともいろいろとお話を聞きたかったです。前に日記でチラッと書いたと思うのですが、子育てに関わることに興味があり少子化問題も例外ではないからです。今回のお話で、現在の少子化は「夫婦が子供を産まなくなってきているから」ではなく「男女が結婚しなくなっているから」というのがクリティカルになって起きているそうです。これにはちょっと納得。私の周りの結婚した友人・知人はほとんどもう子供がいますから。ちなみに今より1,2世代前の、戦後あたりの出生率の低下(5人くらいから2人くらいになったこと)は夫婦が産む子供の数が減ったから起きたそうです。ただ出生率のデータだけ見ていたのでは要因の違いが分からないっていういい例。ではなぜ結婚しないのか?!女性が結婚に対して夢を抱かない=デメリットを感じて結婚に二の足を踏む ってことでしょう。それには女性の高学歴化、就職率の上昇が関係しているそうです。大学を出た後も勉強をするという大学院に来ている私は俗に「高学歴」といわれる部類で、就職もしますからこれにあてはまってますネ・・・就職すると、お金ももらえるし社会的にも認められてるって思える。だけど結婚したら子ども生めって言われるし産んだら仕事が続けられない、だから結婚できない。これなんですよねー。おもしろかったのが、女性は「女は結婚しなくても十分幸せに生きていける」とおもっているのに対して男性はそうは思っていないということと、男女ともに「男性は結婚しないと幸せとはいえないんじゃないなぁ」と思っているということが挙げられました。世間一般の認識とずれがあるとおもいませんか?女の人が結婚しないでいると結構せかすひとがいますけど、男性こそ焦っているんじゃないかという。そして未婚率だって男性の方がうんと高くて。スピーカーの先生が「男性はもっと自分を磨いて、お婿にいけるように頑張らなければいけない」とお話されて会場の人たちは笑っていましたけど、先生は半分本気だったように見えました。それから。親と同居している人ほど結婚のメリットを感じていないことがわかって、これも大変興味深い。いわゆるパラサイトシングルですね。これはいかんなぁ…と思いました。本当に。自分はもう家を出ているけど、戻ったら絶対親に甘えちゃうし。経済的に無駄が多いと思っちゃうけど、親元から離れた方が結婚も早くなるのでは。(親元から離れた方が恋愛の進展が速いという側面もありますよねー)現在の日本の夫婦の理想とする子供の数は2.6人だそうです。現況は1.3人。産みたくても経済的その他もろもろの理由であきらめる人の多いことが伺えますよね。共働きが許されて金銭的余裕がうまれることで、子育てだってできるわけで。共働きできなくなるなら1人でやめとこうって思いますよね。今子供がいる友人も、本当はもう一人くらいほしいんだけどって言ってました。私たちは、子供いらないわけじゃないんです。どうしたらいいんでしょう。社会が豊かになってきたことで起こってきた少子化ですが、逆に豊かな今だからこそできることがあるはず。先生が「日本なら出来るはず」とおっしゃって、その言葉が妙に心を打ちました。会場のお客さんとディスカッションする時間があって、「みんなの意識をかえることからはじめないとだめだ」という結論になりました。その前に国が政策を立てたって結局浸透しない、と。その通りかも。まだ子供を産んでいない(そして余裕もなっすぃんぐ)私ですが、こうやって日記につらつら書くだけでも世代の声として他の人に届くのならすごくうれしいなぁ。ちなみに私は最低二人は欲しいです。一姫二太郎で!4歳差くらいでうみたいかなー。わくわくでも最近出産に対して恐怖心がぬぐえません。このことについては後日です☆彡