|
カテゴリ:死ぬまで理工系
こんばんは。
原子力関連の某ブログで「重力発電」なる話が掲載されていたので検索したところ、それらしい会社が確認されました。 そこに掲載された理論を読んでみたのですが、・・・かなり凄いです。 http://www.graveng.com/tornado/tornado.pdf >相対性原理とか光速不変の原理とか、それらも単なる仮定である。 >光速は不変と言っておきながら、重力で曲がると主張するのはおか >しなことだ。重力圏には脱出速度というものがあり、ブラックホー >ルは光も出て来られないというから、光の速度はゼロ以下になる。 >全然光の速度は不変じゃない。物理学は論理矛盾だらけである。 こ、これは・・・相対性理論を全く理解していないやうです。 時空が歪むから外部からはそう見えるのであって、光にとっては速度は全く変わっていないのですが・・・。 この他、鋼材に重りをぶら下げる実験にしても、重りをその位置まで持ち上げるのに有する仕事に全く触れていません。上に持ち上げる行為によって重りの持つ位置エネルギーが増え、それが鋼材の曲がりの形で放出されているのですが・・・ 1Gと0Gの混在する「あり得ない」空間の仮定に至っては、大昔の永久機関論と全く同じレベルです。 さらには、実験装置がうまく作動しなかったのは理論が間違っていたのではなく、装置に問題があった・・・って何でそんな結論になるのかなあ。 >もしある物理学者が竜巻エンジンを有り得ないと否定したとしても >その言葉を信じてはいけない。その人はわからないことに何か言う >訳がわからない人だからである。 はあ、そうですか。ご馳走様でした。 (だうやら出資者を募っているらしく、また実際に出資した方もいるやうなのですが、これは間違いなくトンデモ。出資してはいけません。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[死ぬまで理工系] カテゴリの最新記事
|