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1969年7月20日、アポロ計画: 「アポロ11号」が、人類史上初めて月に到達。 この時に、22kgの「月の石」が持ち帰られた。そして、1970年3月14日から9月13日まで大阪吹田市の千里丘陵で開催された万博の目玉商品となった。 総入場者数は、6,421万8,770人。一度だけ行ったことがあるが人人人・・・だった。「月の石」が展示されていたアメリカ館は長蛇の列となり、2時間、3時間待ちという事態になった。私はそこまで待つという辛抱はかけらもなく、最初からパス。すいているようなところを見つけて会場を回った。 トルコ館に入った。小さなケーキがあったから買って食べたらこれがまた歯が溶けるかと思うくらいの甘さ。トルコ館についてはこれしか覚えていない。 ドイツ館では、レコードを買った。ヴェートーヴェンのレコードで、ケンプの「皇帝」の第二楽章からと、「フィデリオ」が入っていた記憶がある。 1968年4月6日にアメリカで初公開された「2001年宇宙の旅」では、月には基地が出来ていて、地球と月とをロケットで往復するという設定になっている。この映画が製作された時点ではこの設定には無理はなかったと思う。しかし結局、本格化したヴェトナム戦争への介入がすべてを押し流してしまったような気がする。 アポロ計画最後の17号は、1972年12月7日に発射され、12月19日、無事地球に帰還した。船長ユージン・サーナンは現在、最後に月を離れた人間である。 さて、以下に、月についての話題を記してみる。
「満月は人を狂わせる?」 「月のリズム(月齢)が、女性の生理・人の誕生や死の時刻、交通事故数、降雨や地震の頻度と強い関係があるという説がある。様々な事象が起こった月の月齢を調べて、その統計を取るのだ。すると、満月の日に殺人事件が多かったり、下弦の月の頃に交通事故が多かったという結果が得られる。あるいは、大潮が引いて行く時に人の死が多く、満月に人が多く誕生するという主張である。 月齢(月と地球の位置関係)と人間の行為(交通事故や殺人)とは関係がない事は明らかである。占星術と同じで、天体の位置関係が人間の運命を決めることはありえないからだ。 アメリカで満月の夜に殺人事件が多いという相関が出た。しかし、満月が人を狂わせて殺人を犯させているわけではない。殺人事件は週末に多発する。統計を取った年はたまたま週末に満月となる事が多かっただけなのである。月齢と交通事故数の相関も、交通事故が頻発する日、週末なのか、週明けなのか、給料日前後なのか、忘年会の頃なのか、とたまたま月齢が一致する年があったに違いない。 人間が関与する行為には、週末だとか、月末だとかの時間の区切り目と関係することが多い。時間の区切り目と月齢には相関が生じる場合が大きい。」 『宇宙は卵から生まれた』池内了 大修館書店 P103~5 なるほどである。私などはすぐに騙されそうな言説である。池内さんに感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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