カテゴリ:仁徳
挨拶が出来ないヒトがいる。
いや出来ないのではなくて、しない人がいる。 ワタクシは、多種多様な職場を経験したが、どこに行っても、必ずこういう人が一人二人いる事を経験している。 挨拶が口から出ないヒトが一人二人だと、その人は大抵、半年以内に辞める。 辞める理由(いいわけ)は決まっていて、環境が良くないからだと言うのだ。 経営者がダメだから、立地条件が良くない、内装がダサイ、上司の指導がヘタ…挙げ句の果てには、この街の客がダメときた! 環境のせいにしたらきりがない。もっと駄目でも成功した例は山ほどあるのに、それは見ないようにしている。己を反省するよりも周りのせいにした方が楽だから。 挨拶が出来ないヒトがその職場の過半数を超えると・・・その職場はつぶれる。 成功した職場は、管理者をはじめとしてスタッフの大多数がしっかりとした挨拶ができている。 挨拶はコミュニケーションの基本であり、挨拶なしにチームワークや指導、己の意見は成り立たないのだ。 以前、サラリーマンをしていた時、挨拶が出来ないA君がいた。彼はパソコンに長けており、出勤すると誰とも無言のままPCを立ち上げる。そして職場仲間と必要ならばいきなりの打ち合わせ。悪い人ではないのだ。話しをしていても楽しいし、仕事もこなす。単に挨拶を知らないのだ。 ワタクシは、ものの試しに彼の席まで行って、「Aさん、おはようございます」と頭を下げてみたら、いったい何事?という顔をしていた。 正しい挨拶というのは、相手の目を見て、腹から声を出すことだ。 リラクゼーションルームは静かにすべきと、虫のなく声で「お早うございます…」と囁いてもそれは挨拶になっていない。もし、顧客が近くで眠っていても「いらっしゃいませ」などの挨拶言葉はうるさく感じないのだ。よっぽどヒソヒソ声の方が何を話しているのか気になってしまい雑音である。 如何なる職場でも同じだ。例えば、似たような職種の“高級ホステスさん”と“キヤバ嬢”との違いは、常に正しい挨拶を出来る人と出来ないヒトの違いだ。「あら~♪」ではダメなのだ。 自分が客の立場でも会釈位はしっかりした方が良い。 店員さんも人間だから、顧客の印象で待遇が変わるものだ。 ワタクシがBさんに「Aさんは挨拶が出来てないよね」とか言うと、Bさんは決まって「だったら、注意してあげなよ」と言う。しかし、ワタクシは近年注意したことがない。ヒトは、だいたい25才を過ぎると男も女も軌道修正できないのだ。強引に修正しようとすると、ワタクシはスパルタンになってしまい、Bさんから「Aさんをいじめるのは良くないよー」と来るのが関の山。 最近、関心した言葉。 「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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