カテゴリ:仁徳
夕方から深夜にかけて、駅前で歌うストリート・ミュージシャンを見掛ける
ようになって久しい。 彼らは何故、繁華街で歌うのか? 自宅でも公園でも歌えるのに、何故、人通りの多い繁華街を選ぶのか? ストリート・ミュージシャンという文化は、1960年代にアメリカより伝わった。それ以前の 日本にも、大道芸人は存在していたが、特に現代のストリート・ミュージシャンとの 大きな違いは、金銭収入を目的とするか否かだ。 昔の大道芸人は、食うために人前でパフォーマンスをしていたのに対し、今の ストリート・ミュージシャンのほとんどは、投げ銭を必要としていない。 今のストリート・ミュージシャンは、純粋に“他人に歌を聞いてもらいたい”から歌うのだ。 だから自宅ではダメ。誰も聴いてくれる人がいないから。 公園は暗いし、駅前ほど人が集まらない。だからダメ。 多くの人に聴いてもらいたいなら、やっぱり繁華街なのだ。 昔のストリート・ミュージシャンは、確かにこういう人が多かった。 だが、今は、あなたは本当に不特定の他人に聴いてもらいたいがために歌って いるのかと疑いたくなるミュージシャンが増えた。 “伝えよう”という気持ちが、さっぱり感じられないのだ。音程も悪くなく、 声も出ているのだが、足を止める気にもならない。 なぜなら、自分のため(自己満足のため)に歌っていて、他人に聴かせようと いう気が全く感じられないし、魅力を全然感じないから。 成功したプロのミュージシャンは“伝える”ことができる人だ。だから、感動 に結びつく。 施術者でも、顧客の需要を考えず、自分がしたい事ばかりしているヒトがいる。 腰痛だからと執着に一部の筋ばかりほぐし続ける。肩など他の部位は無視。 挙句の果てには、痛いかどうかも聞かない。 “伝えよう”という気持ちがないと、筋肉は絶対ほぐれないのに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.12.10 19:53:16
コメント(0) | コメントを書く
[仁徳] カテゴリの最新記事
|
|