カテゴリ:動物行動学 進化論
Facebookで知り合った友人の青木駿さんから紹介いただいた記事です。興味深いので読んでみてください。なお、青木さんは本気でサイクリングしている活力溢れる大学生です。
「スポーツ飲料 口に含むだけで効果がある理由」 http://wired.jp/2011/07/27/ 人間が「運動」をするのにエネルギーを大量に消費するのは容易に理解できますが、食べ物を「消化」するのにもエネルギーが使われます。例えば砂糖を食べてもブドウ糖に化学変化させないと体に取り込めません。体に取り入れられる物質に変える事を「消化」というのです。唾液や胃酸で吸収しやすい形にした後、化学加工が始まります。その主役は酵素とホルモンです。酵素もホルモンも無限に出るものではありませんし、その排出活動でエネルギーも消費します。 長距離ランニングやサイクリングのようなスポーツの最中は、体の全てのエネルギーを運動器官に集中させたいのですが、スポーツ飲料を飲み込んで栄養補給した場合、栄養が摂れるので良いことなのですが、同時に消化活動でエネルギーを浪費するため、スポーツの場ではロスが生じるのです。 「口に含んで吐き捨てる」この方法はマラソンでもよく見かけられます。飲み込まないのでその糖分などの栄養は摂取出来ませんが、脳は勘違いするのです。ペットボトルを口にし、その味を舌で感じた時点で脳は新たなエネルギーが摂取されたと誤解してしまい、パワーを創出するのです。実は人間のパワーには安全弁が存在します。常にマックス パワーだと体が壊れてしまうので、ある程度で「もうダメだ」と感じさせるようにしています。「火事場の馬鹿力」というのはその逆ですね。体の安全よりも結果を期待したいスポーツの場では、ある程度自分の体を騙すのも効果があります。 スポーツ飲料を口に含んで飲み込まない。 ↓ 脳は飲み込んだと勘違いし、新たなパワーを出す。 ↓ 消化器官には何も入ってこないので余計な力を浪費しない。 最高に効率が良いのです。 しかし、これを長期間に実行すると、大変なことになります。本当のエネルギーが無いのに脳はマックス パワーを出し続けるため破滅が訪れるのです。 薬物中毒で観察されることです。 横尾けいすけ Yokoo Keisuke mail to keisuke450@gmail.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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へぇ~!!面白いのね(´▽`*)アハハ
(2011.08.08 16:34:00)
先生もランナーなので、よく検討してください ♪
「栄養が補給されたのだ」と勘違いした脳(もしくは潜在意識)は、自信を持って力を出すのです。ここが、人間と機械の違いですね。我々には感情があるのです。 (2011.08.09 00:21:53)
あ~それは聞くよね(^^♪私は早食いだけど・・・(^^ゞ
(2011.08.09 09:44:55)
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