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ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

キルギス イルケシュタム峠




キルギス  イルケシュタム峠  1Ks(キルギスソム)=約2.56円


11月8日

 朝6時半に起きて、カップラーメンを食べて出発。朝早いので、まだバスが走っていないので、タクシー(5元)で国際バスターミナルに向かう。

 7時20分に着き、待合室で待つ。8時のバスだが、乗り遅れたら大変なので、長距離の時はいつも余裕を持って、早く着くようにしている。

 8時前にバスの前に行き、出発を待っていたら、両替屋のおっさんが来たので、残りの中国元をキルギスソムに両替。

 みんなバスの前で待っているのに、なかなかバスに荷物を載せようとしない。

 9時前になって、やっとパスポートとチケットを集めだした。それから大きな秤を出してきて、乗客の荷物を一つずつ量りだし、料金を取り出した。げっ、もう、中国元を持っていない。

 荷物代は別なのかと困っていたが、僕の番になると、荷物は量らずにパスポートとチケットを返してくれ、無事、バスに乗り込んだ。大量の荷物だけ、別料金を取っていたようだ。 

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 これは寝台バスで、少し広めのデラックスタイプのようだ。目的地のキルギスのオシュまで、18~9時間かかるようだが、足をのばして寝転んでいられるので、快適だ。

 8時発の予定が、もう10時。それからイルケシュタム峠に向かって走り出した。

 午後2時半に中国側の国境に着いた。出国手続きを済ませ、3時半、キルギス側に向かう。キルギス側はパスポートチェックだと思い、ザックを持たずに行くと、そこはイミグレとカスタムだった。イミグレで入国のスタンプを押してもらい、別の係員(軍人)に「荷物はバスの中やから、取ってくる」と言ったら、「別にかまわない」みたいなことを言われたので、そのまま待つ。

 一人ずつ別室に入れられ、なにか調べられている。同じバスの人達が小額紙幣を用意しながら、何か小声で話している。どうも、ワイロを払わされているようだ。

 僕の番になり、イヤやなと思いながら入っていくと、「何処から来た?」とか「何処へ行く?」などの簡単な質問だけで、すんなりパスポートを返してくれた。地元の商人だけからワイロを取っているんだろうか??

 まだ、夕方の6時(時差、―1時間)なのに、外は真っ暗だ。バスは一路、オシュに向かって走り出した。


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