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日本刀讃歌★心の中の日本刀

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国分寺助国

国分寺助国

2024.03.15
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此の拵えの鍔を交換しました。拵えは幕末頃作成された物だと思いますが、鍔が実戦用の鉄無地の地味な物でしたので、鞘の素銅金具に併せて、素銅の地金を使用した少し華やかな鍔に変更してみました。
鍔を交換したら、普通柄前の目釘孔が合わなくなりますが、茎幅ピッタリ、目釘孔もピタリと合致しました。あたかも此の拵えのために作られた鍔のようです。
此の拵えは特に鞘に特徴があって、口金、鐺等に素銅無地の金具が使用されています。幕末製作と思われる半太刀風の鞘は、堅牢第一に当時の所持者の意図に添った物と思われます。【突兵(とっぺい)拵えの一種かと考えています。】

刃長 二尺五寸4分有り、幕末動乱期の、勤王、佐幕何れかの武士の差し料ででも有ったのか等と、想像をたくましくしています。

下柄前の鍔を交換しました。



左の鍔を右の群鷺の図鍔に交換しました。


此の鍔は此の拵えに合わそうと思い最近購入した物ですが、内側は黒四分一、外側が素銅で造り込まれています。群鷺の図で無銘ですが、秋田正阿弥の極めで日刀保の保存鑑定書が付いています。


前段の柄前よりは随分印象が変ります。個人的な意見ですが、此方の鍔の方がシックリ来るというか似合う様な気がしています。


先々、素銅地群鷺図の縁頭、目貫が入手出来たら柄前を造り直したいとも考えています。
勿論此の柄前はこのままで、新規に予備の柄前を製作するつもりです。


私が入手した伯州住秀春刀ですが、購入したときに拵えが付いていた刀は参振りでした。
今回掲載した刀はその内の一振りですが、他の二振りも鍔交換をしています。
過年掲載した一雲斉秀春銘の刀ですが、紅葉に鹿の図の大鍔から記内在銘の葵の図?鍔に交換しています。
柄前は、納戸色の組み糸で巻き替えしていますが、縁頭、柄木、鮫は従来使用されていた物をそのまま使用しています。




最初に入手した、二尺三寸ほどの伯州住秀春銘の刀も鍔を交換しています。
過年此のブログに掲載したと思いますが、記内在銘の龍の鍔を南蛮風の無銘龍透かし鍔に交換しました。
鉄地龍の縁頭には、此の龍の透かし鍔の方が似合うと思ったからです。
何れの鍔も高価な物では有りませんが、鍔を換えるだけでも印象は大きく変りますから、手入れをしながら鍔を交換してみたりして楽しんでいます。

下記は交換前の記内龍透かし鍔です。



此の刀を入手したのは随分前ですが、刀は変らぬ光を放っていますが私は年を重ねました。
此の長寸の刀を鑑賞する時には、少し重さを感じるようになりました。
気を緩めれば、思わぬ事故に繋がりますから、出来るだけ両手を使って取り扱うように気を配っています。


上記掲載の参振りの柄前は、何れも幕末製作と考えていますが、当時の物としては状態は良い方では無いかとも思っています。大切に伝えられたのだろうと考えています。
状態の悪い物は、柄前が虫に食われて(鮫を貼るときに続飯を使いますから是れを虫が食べるのです)ボロボロに成っているものをよく見ます。虫除けとして続飯にセンブリを混ぜますが、是れを手抜きしてしまうと虫に食われてしまうのです。
現代では、合成接着剤で貼られている様ですから、虫に食われることは無いでしょうが、只剥がすときは難儀だと思われます。
幕藩時代には鮫皮は超高価な為、短冊にしたり、使い回したりして苦労の跡が偲ばれ、職人泣かせであったことが見て取れます。
現代では鮫皮は安価ですから、剥がして再利用することは無く、新規に造り直す事の方が多い様です。








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最終更新日  2024.03.16 09:20:18
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Re:伯州住秀春拵えの鍔交換しました(03/15)   源利行 さん
鐔を替えると、印象がかなり変わりますね。
昔は参勤の際、江戸を訪れたお供の家来は鐔を土産に購入したような話をどこかで読んだ気がします。
刀身の品評はなかなか難しいところもあったかもしれませんが、鐔なら外から見えますし、話題にもしやすそうです。

記内の葵図鐔の拵ですが、立派な鮫ですね!
こんな立派な鮫はなかなか探すのは難しそうです。

昔は良い鮫は献上物に使ったようですし、大変高価だったと聞きます。
今の鮫皮は安いということですが、種類の異なる鮫(エイ)ですか?
私が一度だけ拵を誂えた利行の柄ですが、小さな親粒が三つ並んでいるもので3万円ちょいでした。
特に指定しなかったのが悪かったんですが、短冊で入れられていてがっかり。
当時は今にも増して無知でしたので。

助国先生の愛刀を見ていると、私も自分の刀に拵を付けてあげたいと思います。
難しいですが。
(2024.03.17 16:09:30)

Re[1]:伯州住秀春拵えの鍔交換しました(03/15)   国分寺助国 さん
源利行さんへ おはようございます。コメント有り難うございます。

此の一雲斉秀春刀の拵えは、推測ですが使用している金具や鮫等から、当時は高位の武士の差し料では無かったのかと考えています。
鮫も短冊では無く、前垂れ着せで強化してありました。

現在、私が拵えを造るときには、柄材は桜材を使用して、鮫は全て前垂れ着せにしています。鮫の親粒は特に気にしていませんが、懇意の柄巻き師が鮫皮は選んでくれています。
何故前垂れ着せかと云いますと、腹合わせの巻き方より、刃方で鮫を重ねて巻き締めますので、強度が一段と高まります。其の為に、私の愛刀の柄巻きは全て前垂れ着せにしています。
柄巻きは、細組み糸で幕末風の小菱で巻き締めてもらっています。

鮫の種類までは良く存じませんが、刻み鞘に藍鮫を巻きたいと思い、長い藍鮫を探しましたが見つからず、やむを得ず虎鮫【虎のような模様】を購入した経緯がありますが、藍鮫とは色も模様も異なるので、結局製作することには成りませんでした。 (2024.03.18 08:44:12)


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