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そんなわけで、建前上、2バックの一角として、INACディフェンスの50％を担わされていた近賀選手。近賀さんって、よく「クールビューティー」って称されますよね。加えて「ジャンクスポーツ」なんかによると、チーム内では「男前」キャラだとか。

確かに涼しげで中性的なルックスは、「クールビューティー」であり、それでいて「男前」。実際にスタンドから遠目に御尊顔を眺めていても、その看板に偽りは一切ございません。

しかし、これが、立ち止まっているときの顔ではなく、走っているときの全体像となってくれば、話は変わります。

ダッシュしているときというよりも、特にジョッグで自陣に戻るときのランニングフォームに顕著なのですが、近賀選手って、上半身を前のめり気味にして走る。しかも、両手の肘を曲げて、肘から先の部分、足でいうところのスネに相当する箇所を、だらりんとする。つまり上半身より後ろの部分に少し上げられた肘が位置し、そこから真下に腕がぶら下がる（当然、上半身より後ろの位置）。

なんとなくイメージが湧きましたでしょうか、そうです、近賀選手の走り方って、「おっさん」臭いのです。走り方という意味では代表の逆サイドにいる鮫島ちゃんと正反対。「男前」を通り越して、もはや「おっさん」なのです。

「クールビューティー」近賀の意外な一面を垣間見れて、なんだか得した気分になりました。


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