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カテゴリ:神秘体験空間
音楽と科学といえば、すぐに思い浮かぶのが超弦理論である。超弦理論の基本となる次元は11次元らしいが、シュタイナーの五度とか、三度とか訳の分からない表現とうまく組み合わせれば、超弦音楽理論ができるかもしれない。
超弦の数学に取り組むアタマがないので、超弦のT双対性から生まれた「宇宙はホログラフィーである」という仮説から考えてみたい。とりあえず音楽は度外視しておくが、光も一種の音響と考えれば、音楽とつながりがもてる。 例えば、以下の光を音響に変える技術など 東北大学 西條研究室 http://www.ecei.tohoku.ac.jp/imaging/photoacoustic-j.html 光を音に変換する光音響効果を利用した Photoacoustic Imaging http://www.dojindo.co.jp/letterj/145/topic/01.html さて本題のホログラフィーの原理をみていると面白いことに気づかされる。例えば以下のサイトを参照すると、 ★ ★ ★ 「光の回折干渉とホログラフィー」 http://sspp.phys.tohoku.ac.jp/yoshizawa/holog.htm ホログラフィーの原理 ホログラフィーでは、コヒーレントな光(レーザー光)を物体に当て、その散乱光(物体光)とレーザー光(参照光)を同時に写真乾板に入射し、その干渉縞を記録します。像の再生には、レーザー光(再生光)を現像した写真乾板に当て、干渉縞による回折光を観察します。干渉縞には物体光の強度と位相の両方が記録されるため、立体像の再生が可能となります。 (1)作成方法 図2-4のようにレーザー光を2つに分けて一方を物体に照射し、参照光と物体光を干渉させて干渉縞を写真乾板に記録します。 図2-4 ホログラフィーの作成 (2)再生方法 図2-5のように現像した写真乾板に参照光と同じ再生光をあて、干渉縞により起きる回折光を観測します。このとき回折光は図2-4の物体光とまったく同じ になります。つまり、物体の像が再生されるとことを意味しています。ただし、図2-5の場合には、光は写真乾板の観測者側にのみ存在し、物体の位置に光はありません(点線)。このような像を虚像と呼びます。 撮影・再生の方法を工夫すると、像を乾板よりも観察者側に作ることができます。この場合には、像が乾板から飛び出して見えます。 図2-5 ホログラフィーの再生 ★ ★ ★ 上のホログラフィーの作成図2-4で、レーザーを太陽光、物体を自我、参照光を霊光、写真乾板を肉体の感覚器、つまり脳とすれば、人間の認識をホログラフィーの作成図から読み解ける。 物体を自我と考えるのは難解かもしれないが、要するに、自我を物体として捉えることで、自我のあるなしにより、脳に人間の認識を植え付けていると考えればよい。 その考えは、ホログラフィーの再生図2-5で、物体=自我があたかも存在したかのような記録が生まれることを、つまり記憶を説明する。自我は再生時には、過去の幻像となり、現在にはないが、現在の自我からは存在したようにみえる。 このホログラフィーの作成と再生の一連の過程が繰り返され、フラクタルのように幻像の自我の記録を脳に積み上げていく。 このような話と似た話が8年前に話題になった以下のホログラフィー宇宙モデルである。 ★ ★ ★ 西洋哲学は2回のパラダイムシフトを経て、東洋に帰結する!? ホログラフィー宇宙モデル http://blog.goo.ne.jp/pandagananda16/e/2a0c6bda4f9f71196eb98dc8ea4e4323 ホログラフィー宇宙モデルによると 私たちの世界は、二重の構造をしています。 その著書「全体性と内臓秩序」の中で、次のように書いています。 「この宇宙は二重構造になっており、我々がよく知っている物質的な宇宙の背後に、もう一つの目に見えない宇宙が存在する」 ボームは「目に見える物質的な宇宙」を「明在系(エクスプリケート・オーダー)」と呼び 「もう一つの目に見えない宇宙」のことを「暗在系(インプリケート・オーダー、目に見えない秩序)」 と呼びました。 「目に見える宇宙(明在系)は実は単独に存在するのではなく、その背後に、もう一つの目に見えない宇宙(暗在系)の秩序がある」 というのです。 しかも、目に見える世界(有限世界)のすべての物質、精神、時間、空間は無限世界の全体(暗在系)にたたみ込まれており、こちらがメインの世界。 日ごろ私たちが、実際の世界と思っている世界(明在系)はホログラフに映し出されたような仮の世界と言われています。 もちろんホログラフは譬えです これは仏教哲学の唯識学に多くの共通点が見られます。 (中略) ボームの言葉を聞いてみましょう。 「暗在系」では、「明在系」のすべての物質、精神、時間、空間などが全体としてたたみ込まれており、分離不可分です。 「その昔、デカルトは心と物をはっきりと定義しました。 物質は区別された事物からなる容積ある実体であり、心は容積がなく区別された事物から作られてもいない思考する実体だ、というわけです。 たしかに、心はさまざまな事物を表現する明晰な思考を含んでいますが、それは明らかに容積がある実体とは違います。 ところが、物と心が両方とも「暗在系」の中にあるとしたら問題はたいへん難しくなります。 両者は違わなくなってしまうからです」(ボーム) 「物質も精神もエネルギーとして「暗在系」にたたみ込まれています」(ボーム) 「仏教における『空』の思想は、すべてのものの究極の本質は空である、ということでしょう。 事物は、それ自身の本質から生じるのではなく、すべてのものは相互依存的な関係の中で、全体から生じ、また全体へ回帰するわけで、 これは『暗在系』の考え方とほとんど同じです」 カール・プリブラム(スタンフォード大学の神経生理研究所長などを務めた、高名な大脳生理学者)は次のように言っています。 「脳がなぜホログラフィー的な構造になっているかということは、どちらかというと当たり前のことです。 なぜなら、『宇宙全体が一種のホログラフィー』になっており、脳は宇宙の変化した一部なのです」(プリブラム) 「従来の科学は、宗教で扱う人類の精神的諸側面とは、相容れないものでした。 いま、これが大きく変わろうとしています。 21世紀には、科学と宗教は一つのものとして研究されるでしょう。 このことは、あらゆる面でわれわれの生き方に重大な影響を及ぼすでしょう」(プリブラム) 氷山の一角という言葉がありますが、氷山は海の上にほんの一部しか出ていません。 海の下にものすごく大きな部分が隠れているわけです。 私たちの世界も、本質は隠れており、実は「暗在系」がメインだという仮説なわけです。 これをホログラフィックパラダイム理論とかホログラフィー宇宙モデルというわけです。 ちなみにこの説は、心理学者として名高い河合隼雄さんも「宗教と科学の接点」という本に紹介しています。 さて、このホログラフィー宇宙論を通して何がわかるか要点をまとめますと ●「心」と「モノ(世界・宇宙)は分けれない ●日ごろ感じている(見聞きしている世界)は仮の世界 ●この考えは、ハイデッガーの世界内存在と共通する考えであり、仏教・東洋哲学に通ずる説である。 ということです。 なんだか科学もすごいことになってきましたね! 説明がとても足りないので、まだまだ続きます(^-^)/ ★ ★ ★ 上のボームのホログラフィー宇宙モデルでいうところの「明在系」とは、自我が物質界、つまり肉体のなかにいるときの認識で、「暗在系」とは、物質界にいないときの、つまり寝ているときの認識と考えれば、自我が物質界と霊界をいったりきたりしていることから、脳に物質界の現実の世界が映し出されていることがわかる。 いまはシュタイナーの音楽論を紹介する目的なんで、これ以上先には進まない。その音楽論との関係で、以前紹介した「タンパク質の音楽」という本の著書ジョエル・ステルンナイメール氏の発見した音楽と植物の生長の関係などを次に紹介する。 植物と音楽の関係を理解すれば、物質をつくることから、植物をつくることに人類は進化できるからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年06月05日 12時47分19秒
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