星野仙一氏、HPを閉鎖!
星野仙一、突然のホームページ閉鎖で年間1800万円パー (ゲンダイネット)《さて、みなさんには突然のことになるかもしれないんだけれど、わたしのこのホームページもきょうの更新をもって最後にすることに致しました》 17日、阪神の星野SDが自らの公式HP「星野仙一のオンラインレポート」の閉鎖を発表した。HPの提供元である日本情報通信コンサルティング株式会社の管理責任者は、「2~3日ほど前に星野SDから『残念だけど、閉鎖したい』との話がありました。今後、再開するかどうかもわかりません」と説明するが、いったい何があったのか。 およそ13年前、星野SDが中日監督時代に開設したこのHP。トップページに掲載されたブログは平均して週に1度更新され、星野監督の生の声を聞けるとあってファンやマスコミから重宝されていた。だが、北京五輪で4位惨敗、WBC監督問題が浮上してからというもの、星野SDには各方面から批判が集中。去る9月12日に「人のHPをのぞいちゃあ、随分でかい記事にする。それも遠慮も配慮も全然なくだ」と記すなど、ここ最近は予想以上の自身へのバッシングに不満を漏らす記述が多かった。 星野氏と近い関係者はこう語る。「このHPは星野さんのポケットマネーで開設。有料会員も1万人とは言いませんが、数千人はいる。現役監督が自ら、情報発信するという前例のない試みで星野さんも誇りをもってやってきた。でも、北京五輪での4位敗退後、マスコミにこのHPの文言が頻繁に引用され、批判を浴びるようになり、閉鎖にせざるを得なくなったのです。星野さんは当分の間は公の場から離れて、ゆっくりしたいと考えており、携帯サイト(『星野仙一の男塾』)の閉鎖も検討している」●有料会員5000人 HPが閉鎖に追い込まれたことで、有料会員から得ていた月300円(税込み)の会費もパーになる。会員数は5000人前後とみられ、これだけで月に150万円の収入。年間にすれば1800万円ものカネを生んでいた。13年間にわたってこの会員数を維持していたならば、ざっと2億3400万円もの収入である。 阪神SDとして1億円ともいわれる年俸をもらい、TV、CM出演などで高額収入を得ている星野SDからすれば、損失は微々たるものかもしれないが、北京五輪惨敗の余波は思わぬところにも及んだといえる。(日刊ゲンダイ2008年11月18日掲載)