夏バテ防止には「湯たんぽ」 健康に良い頭寒足熱!
夏バテ防止には「湯たんぽ」!?2010年8月6日 産経ニュース 糖分、炭水化物に偏らない食生活を 今年も残暑が厳しくなりそうだ。気象庁の予報では、今月は北日本で平年より曇りや雨が多いものの、東・西日本や沖縄・奄美では晴れた暑い日が多くなる見込み。クーラーと上手に付き合うなどして、引き続き夏バテに注意したい。(草下健夫) ◆健康に良い頭寒足熱 夏バテは、暑さやクーラーによる冷えで自律神経系が乱れ、頭痛や発熱、めまい、だるさ、食欲不振、下痢などが生じた状態だ。 夏バテ防止のため、意外にも「湯たんぽがイチ推しアイテム」と話すのは、小池統合医療クリニック(東京都新宿区)の小池弘人(ひろと)院長。「夏バテに注意とはいっても、クーラーをやめて熱中症になっては元も子もない。クーラーは上手に使えばよい」。そのうえで、「健康に良い"頭寒足熱(ずかんそくねつ)"の状態に近づけるようにしたい。上半身はクーラーで涼しくなるので、足やお尻など下半身を湯たんぽで温めるとよい。オフィスの冷気に長時間さらされる人は湯たんぽで防衛を」と説明する。 クーラーの設定温度について、小池院長は下げすぎに注意すべきだとしながらも「環境対策や湿度、服装、体形などが関係するので、一律に『気温マイナス○度』などと言うのは難しいのでは」と指摘する。 また、「夏は風呂に入らず、シャワーで十分」は誤解だという。汗はシャワーで落とせるが、クーラーで冷えた体をリセットするため、風呂につかるのは大切。「下半身を中心に温めながら、窓を開けるなどして上半身を涼しくして入ってもよい」と小池院長。