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カテゴリ:洋画
「大列車作戦」 1964年・アメリカ・モノクロ・133分
監督・ジョン・フランケンハイマー 音楽・モーリス・ジャール 出演・B・ランカスター。J・モロー。P・スコフィールド 第2次大戦 末期のドイツ占領下のフランス。 フランスの美術品、絵画の略奪を図るドイツ軍と、それを阻止しようとする フランス国鉄の職員やレジスタンスとの戦いが、J・フランケンハイマーの力まかせの ダイナミックな演出で迫力満点の作品になっている。 CGなどがない時代だけに、出てくる列車は全てが本物。 それが操車場構内で脱線し、ぶつかり合うシーンはもう凄い迫力! モノクロ・スタンダードの画面だが、カラー・70ミリの大画面に負けていません。 上記3名の名優の出演も、この映画を単なるアクション映画にしていない コクと味を見事にかもし出す。特にB・ランカスター。 最初から最後まで、身体をはって動き回る。 映画の面白さがギッシリ詰まって、133分圧倒される。 音楽はM・ジャール。アクション大作にはこの人は欠かせない。 この「大列車作戦」は1964年の12月17日公開。 当時神戸に住んでいた私は、三宮の阪急会館で見た。 この年、神戸新聞会館大劇場で「トピカピ」 梅田スカラ座で「マイフェア・レディ」 「サーカスの世界」も「シャイアン」も「輪舞」も正月映画として公開された。 斜陽と言われていた映画だが、まだ華やかな輝きが残っていたように思う。 私自身も映画に全身で使っていた時代でもあった。 DVDで「大列車作戦」を見ながら、この迫力、重量感は CG全盛の今のアクション映画では味わう事が出来ないと思った。 ただこの映画のスタッフ・キャスト共に、J・モローさんを除いて 殆どの方が亡くなられている。時間だけは確実に過ぎていっているようです。 ***映画ブログに参加しています。*** ***良かったら1日1回押してやって下さい。*** お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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バート・ランカスターさんは、アクションもできるし、晩年にはビスコンティの文芸作品にも出演されるなど、幅広くご活躍されましたね。
新聞会館大劇場や阪急会館など、神戸っ子の私には懐かしい名前です。先日ミント神戸(新聞会館あとの新しいビルです)で「チェ・29歳の革命」を見ましたが、「昔の劇場と全然違うなあ。。」と感慨にふけったものです。横壁の富士山の絵が懐かしいですわ。。(もちろん、ミント神戸にはありません!) (2009年04月09日 21時06分46秒)
1956年の「OK牧場の決闘」から、1972年の「スコルピオ」までは、シリアスから西部劇、コメディもあれば文芸作品もあると多彩ですが、監督の顔ぶれも凄いです。この人の出演作を並べるだけでそのまま映画史になってしまいそうです。映画館はシネコンも悪くはありませんが、大劇場、名画座と色々あった昔が懐かしいです。「ビッグ映劇」「東劇」「大洋劇場」「ロマン座」「新劇会館」・・・。私には教室でした。
(2009年04月10日 21時10分31秒)
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