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再出発日記

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2006年02月13日
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「Under the Sun -EQT-」第2回アンケートというのをしていて、クリックでもTBでも投票が出来るようになっている。今回のテーマは「2004年11月に紙幣の肖像が変わった時、1万円札の福沢諭吉も変えるべきだったと思いますか。」ということ。

プログのアンケートというのは、上手いこと利用すれば、一定の世論つくりになると思う.なぜなら、プログにはTBという武器があるので、宣伝をしやすい。ただし、多重投稿の問題をクリアしなくてはならない。その点TBならそれをクリアできるが、いかんせん投稿数が少ないと意味が減少してしまう。難しいところだ。その意味で、こういう取り組みに参加することは意味があるだろう。

アンケートは、結論から言えば、「続投でOK」ということになる。
福沢諭吉続投に大きな陰謀があれば別であるが、わたしは聖徳太子でなければ、福沢諭吉で全然問題がないと思う。他の国のお札はあまり知らないのであるが、例えば、ドル札、たしかリンカーンとワシントン、だったと思う。中国の場合はいまだに毛沢東である。ほかの人間は出てこない。聖徳太子や伊東博文がしゃしゃり出ていたときよりか今のほうがよっぽど使える。文人シリーズというのは世界でも珍しい傾向なのではないだろうか。反対に言えば、他所の国はそれほど自分の国を作るとき国民的コンセンサスをつくっているということなのだろう。日本の場合は、どういう国を作るか、そのコンセンサスがまだできていないということなのだろう。その典型が憲法改正論議である。

確かに福沢諭吉の思想に全然問題がないわけではない。彼は日本功利主義の先駆けである。彼が近代資本主義の思想を導いてきた。「脱亜入欧」がどこまで福沢の意見かは知らないが、彼の思想の中にはきちんと亜細亜蔑視はあるし、国権主義に傾いていったのも事実である。しかし、一方で「一身独立」して「一国の独立」があると訴えた彼の思想はまだまだ実現していない。彼は最初から西洋近代市民社会の基礎にlibertyとrightがあることに注目している。しかしいまだ日本の権利はお上から頂いたものだという感覚や自由とは「自由勝手」なものであるという解釈が残っている。正確に福沢を再評価する必要はあるだろうと思う。

別の言葉で言えば、「福沢諭吉を恩賜の一万円札から回復の一万円札に変えていく」ことが必要なのであろう。






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最終更新日  2006年02月14日 00時06分05秒
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