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カテゴリ:映画レビュー ~あ行~
2004年【米】The Village M ナイト シャマラン監督 外界から閉ざされた平和な、しかし奇妙な村。美しくてのどかな村だけど、村人はみんな何かを恐れて暮らしている。やがて、長老格の人々が森への恐怖を利用して外界(森の向こうの町)への興味をそらしているらしいことが判る。 そんな中、恋する若者たちを巡って事件が起きてしまう…。 目の見えないヒロイン、アイヴィー(ブライス ダラス ハワード)と聡明なルシアス(ホアキン フェニックス)は互いに密かに想い合っておりそれを打ち明け合った明くる日、アイヴィーが弟のように世話をしたり遊んだりしている知的障害のあるノア(エイドリアン ブロディ)がルシアスを刺してしまう。彼もアイヴィーに恋していたのだ。 これは、ホラー映画のようで、ホラーテイストのミステリーでした。 アイヴィーは、目は見えないが男の子のような気質を持った勇敢な娘で、ルシアスへの愛の力で恐怖に立ち向かっていく姿がこの映画の魅力だと思いました。 ただ冒頭の、病死したという7歳の少年の葬儀のシーンが私にはわかりづらくちょいと混乱。 1897年という墓碑。でもこれにあまり捕らわれない方がよい。 作品紹介では事も無げにそのままの年代で紹介されているがそれはあり得ないので、きっとあの共同体の中で1世紀分昔を生きることに決めたのであろうか。 アイヴィーの父はペンシルヴェニア大でアメリカ史を教えていたという事なので、開拓当時さながらに村を創り出したのであろうが、あのメンバーの中に大工や職工出身の人などが一通り揃っていたのかな。 今も実在するアーミッシュの村を彷彿とさせる村だけれども、アーミッシュも100パーセント自給自足ではないと思うので、それを実現するとしたらどれくらいできるものなのだろう、と言う事を考えてしまった。 不吉な色は「赤」、魔よけの色は「黄」、人々の服装は伝統的で地味なアースカラー、それを活かしたキレイな映像も楽しめます。 あと、お約束?のシャマランさん登場シーン。ヒッチコック監督より分かりやすーい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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