|
テーマ:日々自然観察(9903)
カテゴリ:昆虫(カメムシ)
このヨツボシヒョウタンナガカメムシ、タデやイネ科の雑草の子実を好んで吸汁し、この町の色々な空き地に棲息している。特に、少し奥に行った所にイヌタデやエノコログサ(ネコジャラシ)が沢山生えているところがあり、其処ではこのカメムシが正にゴマンと居る。しかし、我が家にはその様な植物は無いので、来ることはないだろうと思っていた。 屹度前日の夕方、何処かへ移動中に我が家に立ち寄ったのであろう。
このカメムシも、先日のヨモギヒョウタンカスミカメと同じくアリの様に活発に歩く連中で、形勢不利と見るとスタコラサッサと足早に逃げてしまう。写真を撮る方にとっては、些か厄介な虫なのである。 しかし、まだ陽が射していないので体が温まらず、葉っぱに張り付いてジッとしている。珍しく、写真が撮り易い。
既に紹介したスカシヒメヘリカメムシ、アカヒメヘリカメムシ、ヒメナガカメムシ等も子実を吸汁するカメムシである。しかし、稲やその他の農作物には余り被害を与えない様で、害虫としては殆ど無名である。 一方、このヨツボシヒョウタンナガカメムシはどうかと言うと、一応、斑点米カメムシとしてその名が知られている。しかし、アカスジカスミカメやアカヒゲホソミドリカスミカメの様な「大害虫」ではなく、それ程の悪者では無いらしい。
その内、スイレンボクにも陽が射してきた。葉っぱに這いつくばっていたのが、段々と体を伸ばし、やがて葉の先端に陣取った。間もなく何処かへ飛んで行くのに違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[昆虫(カメムシ)] カテゴリの最新記事
|