カテゴリ:銀輪万葉
(承前) 上篇は桂川の土手道に上った処までで終りましたが、先を続けましょう。
御幸橋を渡ると石清水八幡宮は目の前である。一昨年(2008年)の2月10日に偐山頭火氏と大阪城公園で待ち合わせ、石清水八幡宮まで銀輪でやって来た時に入った喫茶店にて昼食とする。前回は前日に降った大雪が残る雪道を走っての銀輪行。帰途には、小生の自転車(この時はMTBではなくトレンクルでありました)が壊れて走行不能となり、寝屋川辺りでコースアウト、小生のみタクシーを呼んで帰宅する羽目に陥ったのでありましたが、今回は天候もMTBも快調。リベンジを果たしました。
昼食は「おまかせ定食」。ヤカモチにはピッタリのメニューであります。昼食後に鳥居前の老舗で、やわた名物「走井餅」を家づとに購入。
真清水の 走井もちを 二つたべ (高浜虚子) 走井の もちも地蔵と なる銀輪 (筆蕪蕉) 京阪線の踏切を渡り左折。橋本の宿場町を経て、淀川河川敷の自転車道に入る。
河川敷の自転車道に入ると走行は爽快。ついスピードも出したくなり、ペダルに力が入る。河川敷であるが大きな木が繁っている処もあり、森の中を走っているような気分になる場所も。何やら顔にパチパチあたるものがあるので、停車して見てみると、Tシャツにも裸の腕にも黒胡麻を振りかけたようにびっしりと小さな羽虫。中にはカメムシも混じっている。タオルで払い落して・・。それでも次々と顔に虫が当たる。そのうちに虫の区域を脱したようにて、感じなくなる。シャツや腕に止まっていた奴もいつしか消えていました。どうやらトトロの森も脱け出たようだ(笑)。そうこうしているうちに天野川に出会う。
天野川は淀川に注ぐ小川であるが、その名が示す通り、天の川である。上流には七夕伝説に因むものがあり、牽牛・織女の逢瀬が今もこの川の上流ではイベントとして執り行われている。 狩り暮らし 棚機つめに 宿からむ 天野川を過ぎた辺りで河川敷から堤防道に移動。河川敷公園では何やらイベントが行われていて多勢の人影。往路で渡った枚方大橋が見えて来た。
鍵屋資料館の処で淀川にお別れして左折、京阪線を渡って線路沿いを南へ。淀川にお別れした地点に郵便屋の渡し跡の碑がありました。
碑文には、「郵便屋さん 走りんか もうかれこれ 十二時や」とある。
午後3時半前後に智麻呂邸に到着。ご夫妻から「お帰りなさい」と歓待を受け、暫し歓談の時を過ごさせていただきました。智麻呂新作絵画4点もしっかりゲットしました。智麻呂氏はベロペロネの絵を制作中でありました。この妙チクリンな花が智麻呂さんの手でどのように表現されるのか、今から楽しみであります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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