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カテゴリ:Premier League
まずはファーガソン監督のコメントから。
「彼はスコールズと同じ匂いがするんだ。 スコールズも最初はセンターフォワードだったんだが、 逆にポジションを下げることで得点を量産するようになった。 あれはユースチームでのことだったよ。 彼も中盤で活躍することができるだろう。 ペナルティエリア内でも冷静にプレー出来るところも、 スコールズにそっくりだ。 彼のセンスは教えて伸びるものではない。天性のものだ。 これから出場機会は増えるだろう。」 ここでいう「彼」とはジュゼッペ・ロッシ。18歳。2004年、FWとして、イタリアのパルマからユナイテッドに移籍してきた。昨シーズンまではユースでプレーしていたが、今シーズンからトップチームでプレーしてる。とはいえリーグ出場は1、2試合と、まだまだこれからの選手。ちなみにイングランドでは、リネカーと比較されることも多いらしい。 そんなロッシを、ファーガソンは中盤にコンバートするらしい。 プレシーズンも含めて、ロッシの出場した試合は何試合か見たけど、確かにスタイルは前線でドンと張っているのではなく、動き回ってボールに絡むタイプ。リーグ初出場のサンダーランド戦では初ゴールも記録したけど、こぼれ球を走りこんで決めたものやった。だから中盤をやろうと思えばできないこともないと思う。18歳と若いし、吸収力も早いから上手くいけば成功するかもしれん。 でも、「またかっ?」っていうのが正直なところ。開幕前にはキーンの後継者といって、FWのスミスを中盤にコンバートした。そしてキーンが退団して、冬のマーケットでは噂の挙がったバラックやガットゥーゾ(ミラン)やドゥシェル(デポルティボ)をターゲットにして、中盤強化を打ち出してる。 数年前まではスコールズ、キーン、Pネビル、バットと厚い層を誇ってたのに、バットが去り、ネビルが去り、代わりに獲得したクレベルソン、ミラー、ジェンバジェンバ・・・・とにかく失敗続き。 スミスをコンバートして成功か失敗か意見は分かれると思う。守備に関しては今のところ無難にこなしてる感じやから、その点は成功といっていいかもしれん。でもFWとしての嗅覚を持った、いい時のスミスを知ってる人間からすると、失敗やと思う。チームとして見ると失敗してないようにも思うけど、スミス個人にスポットを当てると失敗。 ロッシをコンバートして成功するか失敗するかは分からない。でも、ロッシの才能を潰すようなコンバートなら止めてほしい。まだ18歳なんやから。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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