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カテゴリ:Serie A
世の中には規則がある。
地球に住んでる以上、この規則のなかで生活しないといけない。 一方で、自由もある。 言論の自由や表現の自由など。 ラツィオに所属するディカーニオのパフォーマンスが問題になってる。 ゴール後のパフォーマンスで、指を突き挙げたり、相手サポーターへのガッツポーズなんて生易しいものではなく、 彼のパフォーマンスは、ファシスト式の敬礼。 ゴール後にユニフォームを脱いで喜びを表現するだけでカードの対象になる現在、 この行為は大きな議論を呼んでいる。 FIFAのブラッター会長も、 「罰金どころの話ではない。 出場停止、解雇、サッカー界からの追放もある」 と毅然とした態度を見せている。 当のディカーニオは、 「マスコミがどんなに騒ごうと、態度を変えるつもりはない。 俺がやっているパフォーマンスは至って普通のものだ。 人はそれぞれが信じているものが違うわけだから、 どんなことをやったとしてもそれは個人の自由であり、 議論するようなことではない。」 と自身の正当性を主張してる。 ファシストの敬礼をすることで、ナチスに虐殺された人々の子供などが不快に思うのは間違いない。 また、ナチスとは縁もゆかりも無くても、そこから派生する差別などの問題もある。 だからこの行為は決して良い行為ではない。 でも一方で、何をするにしても表現の自由ってものがあるんじゃないか? ディカーニオも言ってるように、人はそれぞれ信じてるものが違う。 だからといって、このような行為や犯罪を正当化する気はまったく無い。 一応、規則の中に「自由」もいくらかは認められてるわけやから、 なんでもかんでも規則に縛るのはどうかと思う。 話は少しずれたかも知れへんけど、 今回に関してはディカーニオが全面的に悪いのは間違いない。 数多くの規則の中でいかに「自由」を表現するかも、 プロとして必要なことなんじゃないかな。 でも、ここで尾を振らないのがディカーニオの良い所でもあるんやけど。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.20 10:17:38
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