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2011年04月27日
カテゴリ：小説すばる2011年
小説すばる2011年5月号
音楽を君に 久保寺健彦 （ハロワ！最終話） 会社をリストラされた元同僚が窓口にやってきた。 信は今度こそ彼を助けようとするが・・・ （小説すばるあらすじより転載） 元同僚の岸川洋平の就職支援がメインの話でした。 連載の後半は、奈美との話がほとんどで、 ハローワークとは関係無いじゃないか！ と思いながら読んでいましたが、 この最終回を読むと、あの奈美との話は 大変重要で、不可欠なのだと思い知らされましたね。 そういう意味で、この物語は絶妙に構成されていて、 最初から最後まで計算されていのではないかと思います。 （偉大なる、しゅららぼんみたいに計算されていない かもしれないけど・・・） 毎回のように奇妙な求職者が登場しますが、 今回の岸川洋平もかなり奇妙な人物でしたね。 真面目で欠点がないのに就職できない。 ハローワーク宮台でナンバーワンの信ですら とまどう求職者でした。 解決はしませんでしたが、なんとかなるのでしょう。 上司の千堂の話もかなりびっくりですが、 それぞれなんとかやっていくようですし、 なんだか希望が湧いてくる終わり方で とても後味の良い作品になりました。 就職と言う問題を、ハローワークを主人公にした おもしろい観点で切り込んだ、 出色の出来の小説だと思います。  【送料無料】小説すばる 2011年 05月号 ［雑誌］ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2011年04月27日 22時00分54秒
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