|
テーマ:★つ・ぶ・や・き★
カテゴリ:雑感
だいぶ前の話なのだが、職場で昼休みの雑談をしていた時、教育費に税金を使い過ぎだと憤っている人がいた。その人に言わせれば教科書などもともと親が負担するものでなんで税金で出すのかということである。その人には子供がなく、子供のいない人にとっては、たしかに自分たちの税金がそんなところにつかわれるのに不合理なものを感じるのかもしれない。今では、有権者の中での子育て世帯はさほど高い比率ではなく、その一方で生涯独身者というのも少数派でなくなれば、その票も少なからず影響力を有することになる。シルバー民主主義といわれるほどに、数の上でも投票率の上でも有力な高齢者の票であるが、その中身は、未成年の孫や曾孫のいる高齢者よりも、そうでない高齢者の票が次第に多くなっていく。よいとか悪いとかの問題ではなく、子育て支援というのは次第に票にならなくなっているのではないのだろうか。 いつの時代も有権者の中でawokeと言われる層はわずかだ。それはリベラル系だけではなく、国家の将来を憂え日本国の少子化に危惧をいだく憂国系も同様だ。子供のいない層であれば、次の世代のことはあまり考えず、自分一代だけはどうにか逃げ切れればよいと考えても不思議はない。そして政治家という職業は当選してナンボであって、当選するためには票がいる。くりかえすがよいとか悪いとかの問題ではなく、民主主義とはそういうものなのだが、シングル民主主義というのもあるのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
エラーにより、アクションを達成できませんでした。下記より再度ログインの上、改めてミッションに参加してください。
x
|