STOP!THE FISHING!
小田和正の実家が仮差押え>“中高年の星”元オフコースの小田和正(60)の周辺が騒がしい。発売中の「週刊現代」によると、神奈川・逗子市にある小田の実家が仮差し押さえ処分を受けているという。まぁ、アレだ。世の中には「下衆」なんていう言葉が代名詞になるような輩が、それはそれはあちらこちらに氾濫しているわけで。頼んでもいないのに、無理やり「コレだ!」と決めた対象物に向かって、あれやこれやとたいそうぶって解説したり理由づけたりしながら食い扶持を稼ぐのが常套手段だったりするんでさ。いわゆる芸能ネタってか、それらを取り扱う各種媒体にその辺の下衆な感情ってのが育まれているというか。いやね、週刊誌とかワイドショーが下品で、報道番組やドキュメンタリー番組が高尚だなんて気持ちはサラサラないんだけどね。芸能リポーターと政治記者で優劣があるとは思えんし。ただねぇ、無理やり「騒がしい」としている感は否めないんだよなぁ。「騒がしい」のはオマエらだろうって。もともとは、確か月曜だったかの発売の「週刊現代」のトップ記事。いやはや、昔からスキャンダルとはほとんど無縁だった小田さんのことだから、見出しだけを見た時にはびっくりしてさ。ってか、びっくりとは言っても、記事に対するものではなくて、週刊誌の見出しになっちゃってるよー、ってことになんだけどね。ファンで買った人はいないと思うけど、ワタクシも買うのはアホらしいんで立ち読みしてさ。そしたら、読み終わった時に再びショックを受けたんだよ。な、何が言いたいんだ?このバカ雑誌は・・って。買ってないから詳しい記述は忘れたけど、おおよそ冒頭リンクの日刊ゲンダイの記事と同じ感じ。ってか、日刊ゲンダイも自分とこで取材してるわけじゃなく、週刊現代の記事に乗っかってるだけなんだけどさ。「現代」繋がりで同じ会社なのかな。見出しだけ拾えたんで参考までに。“ラブソングの神様”の素顔 年収2億円を超えるセレブ生活と家族の絆は――小田和正【60歳】「実家仮差し押さえ」で「93歳父はがん」でもなぜ救わないのか>'70年のデビュー以来、「オフコース」として、ソロとして、数々の珠玉の名曲を奏でてきた“ラブソングの神様”。だが、彼に愛や絆を歌う資格は、本当にあるのだろうか。いや、「あるのだろうか」と思いっきり上から言われてもねぇ・・別に、アンタらに問われる必要はないです、としか言えんだろ、ふつー。返す刀で「アンタらに、他人のことをとやかく言う資格が本当にあるのだろうか」って話でさ。こういう、余計なお世話をやくことを正義の鉄槌とでも思っているんかな。もしそうだとしたら、この人たちの言う「正義」って何なんだろ。で、前述したショックってのが、この見出しと本文のとんでもないギャップなんだ。心底、何が言いたいんだかさっぱりわかんない。この見出しだけ読んだら、小田さんは親孝行もせず実家の薬局の現況すら顧みず、膨大な収入をもとにセレブ生活(書いてて恥ずかしいな・・)を続けている。そんな無慈悲な人間に愛や絆を歌う資格などあるものか!ってな本文を想像するでしょ。全然違うんだ、これが。週刊誌に限らず、スポーツ紙やTVの番組欄なんかもそうだけど、限られたスペース(紙枠)の限られた文字数、そして目を通す読者の限られた時間でどれだけ引き付けるかってのが勝負なのはわかる。わかるんだけどさぁ、見出しと本文とで主旨が乖離してたら、それは嘘ってことだろうって話なんだよ。当事者のコメント以外、ほとんどが憶測だもん。笑っちゃうのは、「小田は過去に父や兄と仲が悪いと報じられたことがあるだけに……。」なんてもっともらしく記事にしてるんだけど、別に当事者が宣言したわけじゃないからね。男なら、親父を疎ましく思ったり兄貴と喧嘩したりの話は無数にあるんでさ。例えばインタビューなんかでそういう発言をすれば、バカなマスコミなんかは針小棒大にそういう報じ方はするだろうよ、今回みたいに。実は、報じたのはオマエらじゃねぇのか、って。で、週刊現代も日刊ゲンダイもそうなんだけど、実家仮差押えと父親の病気に触れた後は小田さんの現況を解説するんだよ。アルバム『自己ベスト』『自己ベスト2』の記録やら他アーティストとのコラボの話や、今春からスタートするツアーのことやら。そもそも、週刊現代では「数々の珠玉の名曲を奏でてきた」なんて紹介してるくらいだもの。知らない人が読んだら、何だ、小田の宣伝記事じゃねぇか。なんて思われちゃうかもしれない内容なんでさ。バッシング記事にしたかったのが、文章を構成していくうちにちょうちん記事になっちゃってるというね。まぁ、ちょうちん記事ってほど持ち上げてはいないけど、見出しから考えるとやっぱり何が言いたいんだかわかんない。下衆な話題ってだけでも物悲しいのに、この文章力の無さが読んでいて哀しいくらい・・要するに、単に余計なお世話をやきたかったってことか。そもそもが記事にするようなことなんかなぁ。バッシングしたい部分だけ取り出してみても、家族間の話だろ、これ。それに、実家を任されてきた兄が、経営が厳しくなってきたとは言え、弟に「何とかしてくれ」って言うかなぁ。お兄さんがしたように、いらぬ心配をかけないようにと思って隠すよなぁ。少なくとも積極的には話さんだろ、と思うんだが。いずれにしても、その存在意義が(芸能界に)生息するということで成立しているタレントならともかく、そういうんじゃない人に対してはその道に関係する記事で話題にしてあげてほしいよね。アーティストに限らず俳優さんとかにしても。いやさ、別に小田さんのファンだからってことじゃなくて、ホントそう思うんだよ。まぁ、こうやって反応すること自体、釣られちゃってるとも言えるんだけどさ(汗今年はツアー行くぞぉー!目指せ、8月の横浜!