テーマ:世界の歴史(88)
スマトラ沖のトラフ境界型海底大地震で、現状で確認できているだけでも(本当の確認段階ではないが)2万3千人の犠牲者が出た大津波が、今さらながらに我々に大自然の恐ろしさ・大きさを思い知らせた。
関東大震災の32倍、阪神大震災の約256倍。 これはマグネチュードだが、現実に揺れる震度は、震源地の震度如何で、またちがってくる。 今年は以上に多い台風の襲来や中越地震などが発生して、異常気象だという声が多い。 しかし、これは当たっている面と、そうではない部分があると思う。 そもそも地球という惑星の歴史を少しでも読んでみれば、これぐらいの変化なんてほとんど変化という名に値しないぐらいの、小さな up and down であると言うことがわかると思う。 何しろ地球は、火の玉だった時代があれば、地球全体が氷の玉だった「全球凍結」時代があって、せっかく奇跡のように発生した私達の先祖である微生物がほとんど死に絶えて、全球凍結が溶けて酸素が増えて、微生物として出発して38億年ぶりに、微生物以上の大きな生き物になるチャンスを得たなどという、ドラマティックな、というか、ドラスティックというか、人間の想像力などのはるかにおよばない変化を経てきたのだから。 だから、昨今のいわゆる異常気象などといっても、これは極めて穏やかな平穏な条件的変化だと思う。 しかし、人間が快適に生存できる、極めて制限的な気象条件というものがあって、これは生物として、わがままの限りを言いまくったような条件で、これに比べればかなりの変化かもしれない。 大体こんなわがままな条件を、自己の生存の必要条件とする人類なんて、いまどれだけ反映を極めて地球の主になり、科学技術を発達させても、この地球上で生存できる期間はほんの一瞬だろうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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