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中山国交相に対するマスメディアの姿勢 中山国交相は辞任したが、昨日、あるテレビ局のある調査によると、彼が辞任すべきか否かのアンケートに対する回答では、ほぼ五分五分だという とすれば、意外にも?国民レベルでは彼の発言の支持者も多いのである 大げさに言えば、国論が二分している状態である しかし、テレビを見る限り、マスメディアは中山氏攻撃一色である その攻撃の理由だが、何とも納得が行かない ただただ「騒ぎを起こしてはいけない!」風の、いかにも日本風のものである 英国のマスメディアのように理路整然と分析したものでは無い 何とはない「以心伝心」の「空気」のようなものである これはどうした事だろうか? ・・・・・・・・ 昨日の日記にも書いたように、私は中山氏の言い分にも一理があると思っている もっとも彼のコメントは稚拙で粗雑で、とても最高学府の最難関の大学を出て官僚経験のある人物とは思えない もう少しうまく説明すれば、日本の愚鈍なマスメディアでも一概に反発はできなかったはずである ―――― ◇ ―――― もう一度、問題発言3連発を整理してみよう ○ アイヌ民族問題については北海道出身の風任さんから実に的確な指摘・説明をいただいて、昨日の日記の中で、私の持論を修正した 風任さんに感謝している 私は民族と国民を混同していたとも思う 考えてみれば、日本国民の中に、民族と呼ばれるグループとして、大和民族とアイヌ民族と琉球民族などがある 大和民族という概念はかなり曖昧なものだと思うが、アイヌ民族と琉球民族はかなりハッキリしたアイデンティティーがあると思う ○ 日教組問題については、私もアンチ日教組である 教育の場を政治の場にしてしまった、イデオロギー団体である日教組を私は否定する 中山氏の表現は稚拙であるが、私は反対ではない なお、橋下大阪府知事も「(中山氏の)言いたいことはわかる」というような支持発言をしている ○ 成田空港闘争 もともと満州の開拓団帰りの人々が、再び国内で開墾した、きわめて思い入れのある富里村を政府は強引な姿勢で収用しようとした この時点で、先ず政府側に大きな責任がある そのために農民側が猛反発したのが発端である それだけであればいずれは解決する可能性もあったのである しかしこれに目をつけた左翼団体が反体制運動の絶好の口実・拠点と見た 彼らが乗り込んで農民をたきつけて事態はメチャメチャになった 中山氏の「ゴネ得」という言葉は、この経緯を的確に表現していない 農民側も決して土地収用で膨大な利益を得た訳でもない あえて言えば「得をした」のは左翼勢力だろう その他の農民側、政府、国民、すべては大損である 中山氏は、この左翼勢力の介入に対して「国益を損ねた」と非難すべきだったと思う それであれば、私も同意である ―――― ◇ ―――― 今回、テレビを視聴している限りでは、私が書くような各論的な視点は無い テレビの評論家諸氏は中山氏の発言を口を揃えて非難する しかし「どうしてマスコミが一斉に中山氏を非難しなければならないのか?」というポイントが欠如している そこには何の説明も分析も無いのである ・・・・・・・・ 相変わらず日本のマスメディア、特にテレビはバカぞろいである (中には関西ローカルの「ムーブ!」という硬派の優良番組もある) (今日見たムーヴ!では、さすがに「中山氏の主張にも一理がある」という発言が複数あった) ・・・・・・・・ 本当は彼ら(日本のマスメディア)はタブーに触れたく無いのである 触れる勇気など、最初から持ち合わせていないのである 庶民の味方を気取って口当たりのいい事をしゃべるだけである 中山発言の民族問題、反体制運動、左翼、すべてこれらはタブーである 他にも彼らが決して触れない、逃げているタブーがある ○ 同和問題 ○ 創価学会問題 などがその代表である 自由主義社会の中でのマスメディアというものは、『体制の権力に対する批判勢力・チェック機関』として存在し、機能しなければならないはずである しかし現状のように『具体性のない一般論的な批判』では無力である 『タブーに触れないメディア』では存在の意味が無い ただのエンターテインメント機関である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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