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テーマ:農のある暮らし(1199)
カテゴリ:米のこと
今日は、田んぼの話。(久しぶりっ)
先週、『溝切り(みぞきり)』をした。 溝切りとは、田んぼに溝をつけること。 幅20cmくらい、深さ15cmくらいの、V字状の溝を、 約2.5mおきにつける。 こんな、溝切り機を使って、 こんなふうに、端から端まで、溝をつける。 (エンジン付きとはいえ、田んぼの中を歩くのは大変な作業! バイクみたいな、乗用式もあるんだよ) 溝は、端のほうで横溝とつなげ、給水溝や排水溝ともつなげる。 稲の茎数調整のために、中干しといって、 田んぼの水を抜き、土をある程度乾かす行程があるんだけど、 その時に排水しやすいように、というのが、溝をつけるひとつの理由。 溝がないと、土のへこんだところは、どうしても水がたまりやすいからね。 (豆知識:中干しをすることで、稲の根が深くはって、丈夫に育つんだよ) 中干し後は、間断灌水といって、 水をはり、自然に水が減ってきたら、また水をはり…を繰り返す。 水を減らすといっても、乾かさずに、溝には水がたまっている状態なんだ。 (豆知識:新しい水を入れ替えることによって、酸素を補給でき、 天然の栄養素を、稲が断続的に吸収できるんだ) また、去年のように暑いと、米が出来上がる過程にダメージをあたえる。 溝によって、冷たい水を田んぼの隅々まで行き渡らせることができ、 品質も管理しやすくなるよ。 毎日、朝も早くから、田んぼ仕事をしている じじ。 除草剤を使わないから、あぜの草なんて、刈っても刈ってもすぐ伸びる。 本当に、お百姓さんは、大変な仕事だと思うよ。 去年の米の出来は、あまり良くなかったけれど、 今年は、最高のお米ができるといいね! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年07月05日 15時42分33秒
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