カテゴリ:私のこと
年賀状を書こうと思って、お手紙セットを出した。 その中に、エアメールの封筒が数枚、残っていたのだが、それを見てたら、昔々大昔に文通してた、アメリカ人の女の子のことを思い出した。 昔、はんらが中高生だった頃は、学校で、英語圏の学生の文通相手を紹介してくれた。 当然、同性の文通相手である。 はんらが紹介してもらったのは、ちょっと年上の、でも17歳くらいのアメリカの女の子だった。 生まれて初めてエアメールを送ったときは、それはもう、ドキドキどきどきだった。 その後、毎日、返信が来てないか、ポストをドキドキしながらのぞいていた。 初めて返信を受け取った時は、天にも昇るような気持ちだった。 英語が、普段習ってるような教科書の文字とも、先生の書くきれいな筆記体とも違う、非常にクセのある文字だったので、ちょっとビックリした。 でもよく考えてみたら、日本の中高生も、丸っこい、クセのある日本語を書く子が多いよね。 辞書を引き引き、内容を読み、 また、辞書を引き引き、返事を書いた。 少女はんらが夢見てた、 まずはお互いの写真を交換して、 ちょっとした、お国柄の出てる小物をプレゼントしあって、 カードも交換して、 というような関係が、長く長く続いて、 いつかどこかで会えたらいいな~~~ というような感じには、結局ならなかった。 文通の最初から、彼女は 「ボーイフレンドがいる」 と書いてきた。 少女はんらは、ボーイフレンドというと、 一緒に宿題やったり、 一緒にバレーボールの試合観に行ったり、 というような相手だと思ってたので、 「ふぅ~ん」 と思ってただけだったのだが。 何回目かの手紙には 「赤ちゃんが出来た」 次の手紙には 「結婚して、苗字が変わった」 と、本当に、違う名前になって、手紙が来た。 「結婚、コングラチュレーション」 と手紙を送ったら、次の手紙には 「男の子が産まれた」 と、家族3人の写真が同封されていた。 相手の男性は、かなり年上っぽく見えた。 「ベイビー、コングラチュレーション」 と手紙を送ったら、しばらく返事が来ないと思ったら、また違う名前になって 「離婚した」 という返事が来た。 あまりにも短い期間に、名前が2度も変わったので、どっちの苗字だったか、どこの住所だったか(当然、住所も、手紙が来るたび変わった。@@)、だんだんわからなくなってきてしまい、文通は途絶えた。 もう30年近くも前の話なので、あの時生まれた男の子も、もうオッサンになってるはず。 英語圏の人と文通をしたのは、あの時が最初で最後だったので、キューレツな印象として残っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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