カテゴリ:本の話
事実は小説よりも奇なり。。。と言いますが、
本当に驚くべきお話でした! こんなお話だったんですねぇ。。。アラスカ物語。 明治19年、19歳で船員となり、不思議な縁で アラスカに留まることになったフランク安田。 以後、90歳で没するまで日本の土を踏むことは なかった。。。と。 でも、ただそこに居ただけではありません。 (それだけでも当時はすごい人生だと思いますがっ) なんと原住民であるエスキモーの村のリーダーとなり 捕鯨で食べていくことができなくなった村民のために、 大変な苦労をしてアラスカ内陸部に新天地をもとめ、 開拓していくのです。 「幾多の苦難を乗り越え。。。」って、言葉で書くと とってもカンタンなんですが、 最初の2~3個めで投げ出したくなるレベルの苦難です。 (--; これを読みますと、自分の人生がちぃさい、ちぃさいもの に思えてきますが。。。 その分、大きな大きな励ましをもらえます。 (なんたって史実ですから!) いつもゼロになるギリギリのところまで(命まで失くしそうな) 追い詰められながら、決してあきらめず、運命としてその状況を 受け入れて精一杯の努力をしていくフランク安田。 かみさまも、「こいつはデキる」と見込むと、ものすごい試練 を与えるものですね(^^; 1回の人生で普通人の5回分くらいの修行してるような。。。 でも最終的にはトラブルの全てを乗り越え、意志を貫いてしまう のですからすごいです。 かみさまはやっぱり努力する人が好きなのだな、と思う私。 どんなに苦労させても、最終的には乗り越えられるよう導いて くれていましたねぇ。 強く願えば必ずそれを引き寄せて叶えられる、そんな宇宙の法則 を、さりげな~く、でもしっかりと観察することができる小説 でもありました。 (なんたって史実ですから!) エスキモーの人々のために、ほとんど滅私奉公し続けたような 人生ですが、第二次世界大戦時には、日本人であるという理由で 収容所にも入れられてます。 怒り狂ってもよさそうなものですが、収容所では超然としておら れたとか。常人ではありませんねぇ。。。 この小説を昭和40年代に書かれた新田次郎さんが、現地で彼の お墓を見たそうですが、特に記念碑のようなものもなく、粗末に 扱われているようで悲しい気持ちがした、と書かれていましたが フランク安田自身はきっと、そんなことはこれっぽっちも気にし てはいないことでしょう。 なんてかっこいい人だろう。。。 深い感銘を受けて本を閉じることができる、そんな小説です。 長いように見えますが、ぐぃぐぃ引きこまれて、あっという間に 読み終えてしまいました。 励まされたい方、おすすめですよ~。 では、あとはご飯のご報告♪ 朝ご飯・・・オープンサンド(玉ねぎ、パプリカ、ウィンナー) 紅茶 昼ご飯・・・玄米緑豆ご飯、ホタルイカの佃煮、たくあん そして夕ご飯~ さわらの煮付け ほうれん草胡麻和え 新たまねぎと卵のサラダ お味噌汁(とうふ、わかめ) 以上~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月06日 15時56分19秒
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