直江津駅から乗った電車は、「ほくほく線」経由で上越線六日町駅へ向かいました。発車して暫く、何だか案内放送がありましたが、聞き流していました。09月23日、
「北陸縦断徒歩旅行11日目」でのこと。
トンネルに入ると車内は真っ暗になり、棚の高さに設置された複数のプロジェクターが、天井いっぱいに映像を映し出します。花火・紅葉・雪の結晶・星空などのグラフィック映像が、数分間のトンネル毎にテーマを変えて後方へ流れて行きます。
思いがけない展開に、少し得した気分で浸っていました。この電車が「ゆめぞら」というシアター・トレインであることは、六日町駅で下車して初めて知りました。
トンネル区間が7割を占める「ほくほく線」、そのトンネルを利用した趣向。「利用者を増やすため、JRもいろいろ営業努力してるんだ」と感心していたのですが、「ほくほく線」は第三セクターの北越急行が運行する路線でした。