｢歩きつなぎの旅」の記録

2013年05月20日（月）曇のち晴


03:30 起床。おにぎりとインスタント味噌汁の朝食。04:25 「わたなべ旅館」を出発する。今日は 12:10 近江今津駅発の電車に乗らなければならない。急いで歩くにしても、この時刻の出発になってしまう。昨日の雨はあがっているが、どんよりした曇り空。あちこちに水溜り。



国道８号線は敦賀の市街地を出て、山間を南下する。小河口から旧道に入り、05:45 疋田。かつてこの宿場を流れていた運河「疋田舟川」が、縮小して復元整備されている。敦賀からここまでは、運河を利用して物資を運んでいたとのこと。

旧道は国道１６１号線に合流する。越前から近江へ通じる街道「西近江路」を行く。傘を差すほどではないが、霧雨が降りだす。緩い上りが続く。06:40 駄口集落、ひっそりして人気がない。天気のせいもあろうが、なんとも寂しい感じのする街道。

07:35 福井と滋賀の県境・七里半越に着く。疋田～海津間が七里半（約３０ｋｍ）であったことに由来するという。現在の国道で測ってみると、１６ｋｍ（四里）ほどしかない。往時の道が、それだけ曲がりくねっていたということだろうか。



谷筋の道を下り、08:55 小荒路。この調子で歩けば、12:10 近江今津発の電車に間に合いそう。やがて前方に琵琶湖が見えてくる。09:35 西浜。国道１６１号線を離れ、県道５４号線「湖周道路」に入る。クルマの少ない道。歩道が整備され、歩き易い。コンビニで飲料を調達、ひと休み。



雲の間から青空がのぞき、気温が上がりだす。湿度が高いのでムシムシする。湖岸の松並木沿いの自転車道を行く。中部北陸自然歩道「近江 湖の辺の道」の道標。今津浜水泳場には東屋・トイレがあり、野営適地に思われる。



新しい靴が合っていないため、かなり足が傷んでいる。歩いていると麻痺して痛みを感じないのだが、休むと靴の中が疼く。むくんで足が大きくなっているようだ。早く靴を脱いで、足を開放してやりたい。



11:35 今回の旅の終点・ＪＲ湖西線 近江今津駅に到着する。これで「西国三十三観音巡礼」の際に歩いたルートとつながり、「北陸縦断徒歩旅行」は完結である。駅前のコンビニにて和食弁当を調達、待合室で昼食にする。

12:10 発の電車に乗り、京都駅で乗換え、13:06 東福寺駅。運賃 ９５０円。13:15 発の京阪電車に乗り継ぎ、13:22 藤森駅で下車する。運賃 １５０円。名神高速道路の京都深草バス停から 14:06 発の西日本ＪＲバス「東海道昼特急１６号」に乗り、21:35 新宿駅東口。運賃 ４９００円（早割５とネット割を利用）。ＪＲ中央線・総武線を乗り継ぎ、22:15 自宅に帰り着く。


津内町 → 近江今津駅 ： ３３．２ ｋｍ （ 北陸縦断徒歩旅行累計 １０９５．８ ｋｍ ）