いしざあの　あさがお日記

学生さんも見ているブログで、
こういうことは書くべきでないことは承知している。

しかし、事情が事情なので、告白しておく。


私は、今年度で現在の目白大学を離れる。
任用当初からの、有期雇用の期間が終わるからだ。

いつかはこの日が来ることは分かっていた。
よって、懸命に次を探していた。

いわゆる就職活動だ。


この夏から秋にかけて、
ようやく事の意味を分かっていただけたか、
何校からか、面接までは呼ばれた。


昨年までは、ナシのつぶてだったので、
それは非常にありがたい。


しかし、結果はあまりにも哀しいものであった。


現時点で来年度の身の振り方が決まっていない。

私は専任教員でなくなる可能性が、極めて高くなった。

非常勤講師に、逆戻りである。


まあ、２００６年ごろから、
非常勤講師、あっちこっちやらせてもらって、
週に１２コマ担当するようになり、
生活は一時的に良くなったが、
やはり専任のポストとは意味が違う。

２００８年に、現在の職場で専任となった。

しかし、それは先に記したように、
３年の有期雇用で、１回の延長が認められてはいたものの、そこまで。

さらに、雇用条件は、非常勤時代と同じ、
週１２コマの講義を担当することがノルマとして課された。

それが、どれほどのものなのかは、
敢えて説明しないが、大学の１コマ・１時限は９０分で、
高校が４５分だとすれば、ほぼ倍になる。
高校の教員が、週に２４コマの講義を担当していると言えば、
その過酷さが、分かってもらえるだろうか。

にもかかわらず、給与待遇は、非常勤とほとんどかわらず、
春・夏の賞与もない。そして、退職金もない。

すべて、最初の雇用契約の段階で決められていた。

それを了解せざるを得なかった。


だって、それでも、それでも、
専任だもの。

一応、研究室を貸与され、
研究費ももらえたもの。


しかし、これはあくまで次へのステップであって、
この目白大学にずっと留まることを、意味しないものであった。

学内では、それは了解済みであったはずだ。


ところが、学外の人からは、
そうは映らないらしい。


いくら訴えても、
同年代はともかく、
上下とも、私の言っていることへの、
理解は薄かった。


　大丈夫だよ、何とかなるよ


この気遣いは感じられつつも、
虚しく響く詞を、何度聞いたことだろう。


それでも、今年こそは、
と思っていた。

こちらの事情を汲んでくれるところが、
ひとつあれば、いい。

そう思っていた。


ところが、それは、やっぱり甘かったようだ。


ここ数年の業績は以前と比べれば、微々たる物だ。
某先輩研究者からは、

　研究発表したものが、
　活字化されていない。

と、お叱りをうける始末。

でもそれは事実だ。

たぶん、４本くらい、ある…(´･ω･`)

その中で、少し言える業績としては、
当ブログの最初に載せている本がある。

しかし、その昨年出た本とて、
ギリギリの状態で出したもので、
その中では精一杯やったものではあるが、
やはり、不十分さは否めない。

しかし、週１２コマの講義を、
８年続けてきたこの身は、もう悲鳴を上げている。
体力的なものから来る、精神的疲弊。

ここ数年間は、自分では認めたくなかったが、
おそらくは、医者に行った方がよい状態だったのだろうと思う。

研究に向かう意欲は減退し、
全身に虚脱感が襲う。チカラが入らない。

それを、どうにかこうにかだますためには、
食うしか、なかった。ほんとだぞ。


それでも、そんなことは、
所詮言い訳にしかならないのだろう。


それを乗り越えていった者もいるわけだから。



私は今、来年度の専任職がない状態です。

来年は、非常勤講師の仕事だけ、になるかもしれません。



まあ、そうなったらなったで、
８年間続いた、週１２コマの生活からは解放され、

講義は、週８コマくらいまでに減るだろうから、
少し余裕が出来て、これまで出来なかった研究が、
出来るようになるかもしれない。


いや、やらねばならないだろう。


何よりも、あと数ヶ月しかなくなってしまった、
目白大学での研究・教育生活を、
全うし、あの研究室を手仕舞わなくてはならない。


困ったな…あの本と資料の山、どうするか…(´･ω･`)


何とかします。




でも最後に、御願いです。


私、来年度の専任が決まっておりません！　ι(｀ﾛ´)ノ


どうか、各方面ともご周知のほどを！


そして願わくば、
来年度、どこか専任で雇ってください！

どこでも、行きますので。　


よろしくだ！　ダー！　ι(｀ﾛ´)ノ


いや本当に、
よろしく御願い致します。　(-_-;)