カテゴリ:「ジェンダーと哲学」の本
春日大社宮司である葉室さんのこの本は、たまたま友人から貰ったほんの中に入っていました。
おもしろいよと言われていたにもかかわらずなんとなくそのまま本棚に入れたまま、あるとき古事記などについて考えることがあり、フット思い出してこの本を読み始めました。 医学部の学生時代、当時不治の病であった肺病にかかったにも係わらず、奇跡的に治ったことをきっかけに、西洋の医学から東洋医学を学び、神道へとおのずと導かれていったそのプロセスをとても読みやすく語ってくれています。 もともとは藤原一門のお公家さんなんです。 ご自身に起こった事実、驚くべき体験の答えを探すべく、西洋医学の世界で医者として生きながら、まさに、本当のこと、人間はどのように生きたらいいのかということを探求していらしたんですね。 目に見えない世界に存在する真実をなんとか伝えたいということで、この本を出版されています。 宇宙のバランス、全ての命とともに生きる人間の世界、真実に少しずつ近ずいてゆく、そのように生きることが神道であるということなんですね。共生の世界こそが神道の世界なのです。 大変読みやすく、また、簡潔で優しい言葉が身体に染み入るように入ってくる、清清しい本です。 この後何冊かシリーズで読ませて頂きましたがどの本も興味深くおもしろいものでした。古事記を読む経験とはまた違いますが、これもまた、日本人の心の源流に触れる本です。一冊は読んでおくといいと思います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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