テーマ:恋愛について(2578)
カテゴリ:「ジェンダーと哲学」の本
生命学の研究でご存知の方も多いと思いますが、森岡先生の非常に興味深いセクシュアリティ論です。でも、なるほどと、読み進めていくうちにものすごく納得するところが多かったです。女性では解りえない男性の生理。すばり「射精」についての考察なんですね。
日曜日の午前に届いたのですが、新書ということもありますが、お昼には読み終えました。それくらい面白く興味深い内容です。 男性の感じ方については、今までに語られてこなかったということなのですが、特に『男性の不感症』ということについてもタブーであったわけですね。何よりも共感がもてるのが、森岡先生が自分のこととして語っているということなんです。たいていは一般的な男とは、という語り口調で語られることが多いテーマだと思うのですが、ボクはこうなんだという自分の体験からの語りに、私は、まるで、付き合っている彼が、初めて自分の感じ方について打ち明けてくれたような、愛情と共感をもって話を聞いているという気持ちになりました。男を生きることも大変なんだなと感慨深いです。 このような男性の正直な告白を聞いたら、きっと女性は男性への理解が一段と進み、親身になって、一緒に気持ち良く、心地よく関係を作っていくことに工夫を惜しまないと思います。遊女asomeも森岡先生のように、一般的に女性という語り口調をやめて、私のこととして語ると、私は、自分の感じている心地よさを、相手もきっと感じているにちがいないと思っていました。相手も自分と同じように感じているに違いないと思い込んでいるわけですね。それが大きな誤解なんだと思いました。ですから、あまりに事の後の彼の態度、たとえば、「何でそんなにすぐに超現実的なアクションが取れるんだろう」とか、まったくその前までの彼の態度や言動からは別人のように変身することに「は?」「あれ?」という疑問符が沢山浮かんでいたのですが、その疑問符がこの本を読んで解けました!なんだーそうだったのかと、そして納得した今では、さらに相手が愛おしくなってくるというそんな感じです。それなら、一緒に感じることが出来るように工夫しましょうということですよね。男性と女性は性においてはまったく違うということをどうしても忘れがちです。でもそれだからこそ一つになったときには新しい命がうまれるのですから、互いに理解することで愛をはぐくむことはきっと可能だとそう思うのですね。それにしても、様々に植えつけられている間違ったイメージの強さ、特に性においての互いの誤解ははなはだしく大きいですね。 遊女asomeとしては、良くぞ語ってくださいましたと、心からお礼を言いたい気持ちです。 男性にも女性にも必読!一度は読んで自分の性のあり方、そして、いつくしむべき異性の性についてほんとうに理解をしているのかどうかということを考えてみることをお勧めします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今頃この本を読みました。
男のイク時の快感がしょんべん程度、というのは、驚きませんでしたか? 僕の彼女は驚いてました(笑)。 僕は、男のの真実を書いてしまった事に驚きましたが・・・苦笑。 彼女は、日本中の女性に、男のイクの快感がしょんべんだという事を 知って欲しいんだそうです(笑)。 逆に男はみんな知られたくないと思います(笑)。 でも、僕は彼女に賛成です。 たくさんの女性に、男がしょんべんレベルだという事を教えてあげたいな、って。 (2013.02.25 00:03:13) |
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