来年の経済予測。
株式市場には「辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまづき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる」という有名な格言があります。戦後のデータで丑年の騰落は2勝3敗で、平均騰落率は▲15.6%。十二支中最低だそうで、逆に最高は卯年の平均騰落率+24.9%の4勝1敗だそうですよ。過去の丑年を振り返ってみると、前回の97年の株式市場は、アジア通貨危機や山一證券の破綻などがありました。その前の85年はプラザ合意がありました。そのように12年単位で歴史を見てみると、丑年を境にして、世の中がパラダイムシフトするといってもよいのかもしれませんね。来年は、丑年。景気は、最初はもたもたするかもしれませんが、じょじょに上向くと私は考えています。2002年のような過度の悲観は禁物。防御を固くしながらも、前進すべき年だと考えています。2003年に私が「五輪書に学ぶお金の増やし方」(廣済堂出版)を書いたとき、その中で日経平均8000円割れは日本株買い為替124円はドルを総売り。と書いています。これから80円を割る円高が来る。80円を割り始めたら買い戻してください。中国やインド、ベトナムなどに投資はしてはいけません。儲かるのははじめだけ。後で痛い目に遭いますよ。アメリカも中国も、必ず大きなクラッシュに見舞われます。それは日本が経験したものとは比べ物にならないくらい大きなクラッシュです。その時、日本株は急落するでしょうから、2度目の買い場がきます。目先の日経平均の天井は2006年あたり。2003年に買った株は3年くらいで売ってください。(これもほぼ的中)当時、円高を言っていた経済評論家は、私の知っている限り、私だけでした。エライ先生方はみんな、ドル円レートは250円に向かっている、と言っていました。ある私の知人の有名経済評論家の方は私のために「さよなら円高」という本を贈呈くださいました。(笑)いかに経済評論家や株式評論家はいいかげんか、ということですが、(笑)世の中、そんなもんですね。そういった方方は最近では「ドルは60ドルにはなる。」「日経平均は5000円を割る」「世界未曾有の大不況が日本経済を直撃」と言い始めています。あと追いで言うのなら小学生でもできますね。ちょっと待って下さい。円高ってそういう意味でしょうか。日本企業が外資系企業を買収し始めているのは?それでは、これからの世の中はどうなるのか。2月にあるフードアナリスト2級養成講座の、マネジメントの時間で少しだけお話します。今、私にわかっていることを分析してお話しようと思っています。あくまでも個人的な予想ですが、聴講されたい方はどうぞ。(笑)