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カテゴリ:はるるの最近読んだ本
なんだか、ほんとにミもフタもないタイトルだけど、2001年刊の室井祐月の自伝的日常エッセイの題名なんだから、しょうがないやん(笑)←この日記は2002年の春に書かれたものです☆
活字中毒者たちの活字中毒者たちによる活字中毒者のための、ジャンルにとらわれない知的でアクティブな書評誌。『本の雑誌』の昨年度ベスト・ワンの本、です。それにしても、なんだか「スゲェ~!」タイトル☆ それもそのはず☆ これは<2001年度タイトル・ベスト10>の1位だもの。 内容に関係なく、逢坂剛・嵐山光三郎・椎名誠の3人が、昨年出版された本のタイトルのみの魅力で(爆)選出する異色のベスト。 こんなことやって、なんの意味があるんだか?!と、言うフィーリングの企画がすごく多い雑誌なのだ。 でも、とにかくおもしろいからいいのだ(笑)これでいいのダ! ちなみに2位以下は・・ 2>空気げんこつ 3>真夜中に海がやってきた 4>コトリと息がきれたら嬉しいな 5>母を逃がす 6>スチュワーデス 私が絶対してあげる! 7>未確認家族 8>坊さんひっぱりだこ 9>夫が多すぎて 10>花咲くばか娘 なんで、こんなこと書いてるか、と言えば「ああ~ん、あんあん」がいかにもいつもの佑月さんらしく、めちゃオモシロカッタからだ。この作品は、離婚歴3回の著名小説家との同棲⇒結婚⇒出産と、最近売れっ子の彼女のあわただしい日常をカゲキにおもしろかなしズムにつづっている傑作。←タイトルは、作中エピソードのいんちきおとぎばなしの一節(笑)彼女は、はるるの住んでる街で高校までの学生時代を過ごし、初体験も済ませて!!さらに地元の地方自治体が主催するコンテストで、「ミスとちぎ」の栄冠までも手にした経歴の持ち主。小説集やエッセイなども、一流出版社から何冊も出している、ただいま売出し中の活きのいい作家なのだ。 以下エッセイ「ああ~ん、あんあん」の冒頭から☆抜粋 >あたしの人生計画のゴールまでの道のりを邪魔するやつ、それは”男”だ。 男は<恋>という魔法を使い、あたしを堕落させる。 その魔法にかかると、あら不思議、男の夢があたしの夢に思えてくる。 でも、ここで間違ってはいかん。 いくら男の夢を応援しても、結局それは男の夢でしかない。 もしかするとその夢の中に、自分は入ってないかもしれん。 男は夢を叶えたとたん、「ありがとう、じゃあね」というかもしれんし・・・というか、そういうことがたびたびあった。というか、それがあたしの恋愛パターンだった。 同じまちがいを繰り返す。 それはたぶん、あたしが”処女”だからだ。 あたしの定義によれば、あたしは”処女”である。 あたしは二十代後半だというのに、男を6人しか知らない。 初潮が来て二十歳までーーー0~5人 二十歳から30歳までーーー0~10人 を、あたしは処女とみなす。 エッチな小説を書いていようが、読者の性の悩み相談にのっていようが。 処女は気軽に男を信じ込む。 処女はすぐに<結婚>という言葉を持ち出す。 処女は相手の男がすべてになる。 *** *** *** 前から思っていたのだが、男は女を2種類に分ける。 <兵隊>と<お姫様>だ。 <稼げる女>と<稼げない女>と言ってもいい。 愛人生活やレースクイーンなどを経て、さらには小説家デビューの時には現役の銀座ホステスと言う身分だったので、マスコミにも格好の話題を提供したようだ。しかし、エッセイはともかく、その血のにじむような真摯な小説作品群は、一部でけっこう高い評価を得ている。 宇都宮ゆかりの作家というと、おいらの高校の同級生の横松くんの従兄弟の立松和平さんとか、二荒山神社の階段で幼い頃に遊んだと言う落合恵子さんとか、小説すばる新人賞デビューの藤水名子さんとか、実家が江曽島のほうにある山田詠美さんとか、おいらのSFサークル仲間だった架空戦記の横山信義くんとか、他にもいろいろ居るけど。 まだ佑月さんを地元でも知らない人が多いので、地区の文化人講演会などに推薦してみたりしてみても、あたまのカタイお役人たちは、「Piss」だの『熱帯植物園』などの作品内容で引いてしまう。。。。うーん。 ↓はるるが、先週から今週にかけて読み終わった本 室井祐月 「LOVE GO GO」 「ああ~ん、あんあん」 川上弘美 「センセイの鞄」 菅浩江 「夜陰譚」 白石一文 「不自由な心」 北野勇作 「どーなつ」 清丸恵三郎 「出版動乱・ルポルタージュ本を作る人々」 筒井康隆 「天狗の落し文」 椎名誠 「ハリセンボンの逆襲」 荒俣宏 「アジアまぼろし画報」 恩田陸 「劫尽童女」 中山可穂 「感情教育」 南伸坊 「装丁」 岡崎大五 「だましだまされ生きるのさ」 ****************閑話休題(それはさておき・・) さっき、飛騨の高山から配偶者が「ごめんなさい・・・」と、消え入りそうな淋しそうな声でケータイが入った。 何事かと思ったら、今夜遅くなっても宇都宮に戻れるはずだったのに、静岡県の三島市の事業所でトラブルが発生して、そのために急遽そちらにも寄らなくてはならなくなったらしい。昨日は夜明け前に栃木県を出て、郡山から新潟を経由して、長岡と柏崎に寄ってからようやく岐阜県にたどりついたのに。 そちらが済んだと思ったら、今夜は東名高速に出て、静岡泊。 ワールド・カップの開幕を家族みんなで見るどころじゃない。 もっともはるるの家では、にわかサッカー・ファンになったゆめがひとりで騒いでるくらいのもん、だけど(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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