今朝、とつぜん配偶者に怒られた。
まったく身に覚えがなくって、なにがなんだか、判らないままに。
「突然、ぼくが居なくなってしまった」らしい。
「途方に暮れて、わたしったらオロオロしてた」と言う。
よ~く、聞いてみたら、夜明けがたに見てしまった夢のこと。
まだ朝食前だったので、夢の中の出来事の記憶がはっきりと頭の中に残っていて、寝起きの顔を合わせたら、ぼくの寝ぼけた表情でなんだか本気で腹が立ったらしいのだ。
そんなこと、言われてもなぁ。
ぼくのせい、なんかじゃないし・・・と、言えない処がつらい、笑。
過去、20年近く、数週間から1ヶ月近くも、家族に一切の連絡も無しに、アジア各地をひとりっきりでほっつき歩いて居ることが、少なくなかったから。
(あの頃は通信事情が、近年と較べると格段に悪かったし)
3分間の国際通話が2000円とか3000円なんて国もざらにあった。
それを良いことにして、ふわふわと知らない国への国境越えなど、繰り返してた前歴があって、それが配偶者の潜在意識に潜んで居たのかも・・・。
そう思うと、夢のことでおこられても、なんだかほんとに自分が悪い事しておこられてるみたいで、何の反論も思い浮かばない。ちぇっ!
はるるもつまんない信用と実績だけは、自信があるぞ。
けれどまあ最近も年に一回くらいは、大きくなった子供たちを残して、二泊三日ほどの関西旅行なんかをふたりでやってる。
おまけに、昨年の11月には、ちょっとがんばって三泊四日で香港に、旧婚旅行にいって来たもんな~。
でもでも、そのときの香港からの帰り道の様子は11月12日の日記。涙。
夫婦で旅行すると、どうして直ぐにケンカになるの!?へジャンプ!笑
「海外で失踪したの?」と、自分の消息を尋ねるのもおかしな話だけど、好奇心にかられて聞いてみた。
そしたら、「ううん。国内だったみたい」と、意外な答え。
「ゆめちゃんや、あきらはどうしてた?」って聞いたら。
「ううん、出てこなかった」と。
「あたしだけ、おろおろしてたの」って。
ふ~ん。
夢の中のはるるさん、いったいナニをやってるんだろか?!☆
↑
デンパサールにある、バリ・アート・センターで。
そう考えていたら、ちょうど配偶者から電話がかかって来た。
あきらが就職したスタジオの試用期間が何とか無事に終って、正式な本採用の社員になったらしく、今回、勤務地がJR横浜駅からみっつ目の駅に新しくオープンするスタジオに決まったという知らせだった。
技術的なものはともかく、伝票などの慣れない事務仕事に四苦八苦している様子で、先輩などにもよく注意されてる話なんかを本人もしていたので、親としては内心ハラハラしていた部分もあったのだ。
ふたりして、電話の向こうとこち側で、「よかった、よかった」と、よろこび合う♪
やはり、こんなご時世のことだから、正社員として採用というと、改めてほっとするなぁ。
用件が済んで配偶者が電話を切ろうとするから、気になってる夢の中のはるるさんのことを、改めて尋ねた。
「ねね、なんで朝はあんなに腹立ててたの??」って。
「あなたが、ね」
「ん?!」
「おんなのひとと一緒に消えちゃったの・・。」
「ええ?!?」
電話は、ちょっとした沈黙の後で切れた。
それにしてもなあ・・・。
よく言うことだけど、ことわざにあるよね、苦笑。
<女房の思うほど、亭主モテもせず・・・>って。
そりゃ、腹が立ったのは判ったけどーー。
それについても、そんなことにはならないはずの信用と実績はあるはず、なんだけどなあ。
さすがに、はるるが失踪したときの夢の中で、どんな女性と一緒に手に手をとって消えたのか、聞いて見たかったけど、聞けなかったなぁ~。
けれど、ちょっと気になってしまう。
どんなひとだったんだろうな?!
夢の彼方に消えた、まぼろしの駆け落ち相手、は。・・いったい?!