いつものように、朝日が昇る前の薄明かりにコンポンチャムの街の東を流れるメコン川に沿って自転車をこいでいたら、途中からものすごい濃度のミルク色の朝霧が、河の方角から押し寄せたので、とってもあいまいなうちに日の出があって、もやもや~っと明るい朝になってしまった。
★霧のなかからふいに馬車が現われる、早朝の田舎町。ロバのように小型の土着の馬がこの地方ではよく働いてます・・・
船着き場の河畔から離れて、ごったがえす代表的な屋外市場をふたつ、はしごしてほっつき歩く。
プサー・バンコクとプサー・トム・・・プサーというのは、クメールの言葉で「市場」の意味らしい。
でも、なんでバンコクなんだろ?!・・・こんな、ベトナム国境に近い田舎町で。
★野外市場のほうからゆっくり歩いて来ると、T字路のこの仏像に突き当たる。その先はゆったりと流れるメコン川。
ぐるぐるちいさな町中を自転車で回ったら、昨日、メコンの中州までスタートした、見覚えのあるお寺と大木が。
そして、その大木のかたわらで、はるるのことを呼びながら大きく手招きしているひとがいる。
だれだろか。
★広い通りの真ん中で「よいこたち」がお手手つないでた。
そばまで行ってみたら、最初にこの田舎町に到着したとき、昼寝の後にカンボジア・スタイルの伝統マッサージをTさんのお宅でやってくれたおばちゃん、だった!
★美味しそうな「おかゆ」を、はるるによそってくれてるおばちゃんの笑顔。
近所でも評判のおかゆの屋台をここで出していると、そういえばそのマッサージされてる時に聞いていたような気がする。
(すっかり、わすれてたけど)
さっそく注文してみたら、具沢山で、ほんとに美味しい、川風の中の朝食。
★朝の托鉢に出掛ける僧侶たち。
3つばかりのテーブルはもちろん相席で、次々にお客が入れ替わって、空席のできる暇がほとんどないほど☆
お金を払おうとしたら「ともだちだから」と、受け取ってもらえなかった。笑
★朝霧のなか、にぎわいのプサー・バンコクで。
汗を流しにシャワーして、夕方にはプノンペンに戻るので、午前中に郊外にある古い石造りの寺院遺跡、ワット・ノコールを散策。
★カンボジア独自の様式、アンコール・トムやプノンペンの王宮などにも見られる四面の仏顔。
バイクタクシー、行きは1000リアルだったけど、帰りはべつのバイクを捕まえて交渉したら500リアルだった。
約1。5キロの距離を、30円と15円の値段なんだよなー。
あまり値切るのも、悪いような・・・汗。
昼食は、涼しく広いテラスで、アイスコーヒーと韓国風のカレー。
★石造りの寺院遺跡、ワット・ノコールのかたわらにあった大樹。
風通しのいい部屋でなんとなく昼寝したり、おしゃべりしたりしていたら、あっという間に夕方4時の出発時間が。
★プノンペンへの帰り道、相乗りタクシーからのゆうぐれの路上風景。
ここに来るときは、8人乗りの相乗りタクシー(2ドル)だったけど、帰りは10人乗りていどのバン(1。5ドル)で、やはり2時間くらいでプノンペンに。
これが、通常のバスだと、あちこちの停留所に止まるから4時間近くになるらしい。
日本に帰って調べてみたら、メコン川を下ってプノンペンに着く船も出ていたみたいーー今度は、それにしよ。