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テーマ:新潟県中越地震(274)
カテゴリ:はるるさんちの日常生活
昨夜の日記では、どうしても連絡がつかないと書いた長岡市にある事業所の責任者にも、やっと今朝になって連絡がついたけれど、やはりライフラインの電気・ガス・水道はすべて止まったままのようです。
電車の線路も自動車の道路も、どっちもズタズタ。 こちらからクルマで行ける手段は無い現状だし・・。 新潟県内には、たどりつく手段が無い。 配偶者は、連絡のとれた現場のスタッフたちを励ますことしかできない。 電話してる途中にも余震があって、「いま、避難するからっ!」と、突然切れてしまった。 大地が揺れるということにホンモノの恐怖を感じていることが、ひしひしと伝わって来る・・。 ある全国チェーンの大手ビジネスホテルの本社が金沢にあるんだけど、そこの若手の社長は金沢から被災地のJR長岡駅前にある自社経営のホテルまで、単身、夜の闇の中を数百キロの道のり、自分のオートバイ(おそらくオフロードバイク)で走り通して、現場まで駆け付け、指揮をとっているという。 真の行動力とか、リーダーシップというものは、こんなときに真実の姿を現わす。 かっこいいけど、誰にでも出来ることではないと思う。 きれいごとを言う経営者は多いけれど、いざとなったとき腰が引けるひとが大部分、というのが悲しい現実。 でも、TVドラマに出てきそうな、こんなひとだって現実に存在しているのも事実。 いちどだけ、この社長にお会いしたことあるけれど、下請けのホテルスタッフを含めると数千人の頂点に立つ、有言実行の30代の若社長なのだ。 こうしている今も。 人手不足のスタッフのみんなに混じって汗を流し、宿泊客のベッド・メーキングまでやってるらしい。 越後の峠道(六日町から十日町に向かう途中) お天気の日曜日だけどはるるさん、相変わらずの休日出勤で会社に出掛け、仕事してた。 そろそろお昼休みにしようかな・・と思う頃に、家で娘と一緒にのんびりしてるはずの配偶者がら連絡があって。 「今朝の長岡なんだけどね、出勤して来るはずの12人が、この地震でたったの4名しか出て来ていないらしいの。やっぱり、あたし行くわ!」と。 群馬県側からの関越自動車道路や、三国峠越えだと、その途中の塩沢・六日町・小千谷なんかで通行止めだらけだから、目的地の長岡市にはたどりつかない。 なもんで、栃木県の宇都宮から福島県の郡山に出て、磐越自動車道路を経由して、新潟県の決定的に人手不足になってる事業所に、助っ人として泊まり込みで出掛けた。 どうしてるかなあ・・。 越後三山のひとつ越後駒ケ岳 ・・・・と、ちょっと心配してたら。 すっかり暗くなった午後6時過ぎ。 「着いたわよ~」と、電話が来た。(おいらは、まだ仕事中) 「長岡の周辺は、まだ停電中でどこも真っ暗。おまけに、信号のある交差点でも信号機が動いてないから、ゆっくりと徐行して渡るんだけど、それでも怖かったよ~」 と、ひとごとのように、のんびりとした口調で。 「でも、中心部近くまで来たら、町の中は電気が来てて明るいよ~」 水道やガスはどうなってるのか、まだ運転中なのでわからないそうだ。 被災地に近づくにつれて、あっちこっちで通行止めに出会ったけど、カーナビのおかげで、そのたびにとんでもない迂回路をたどって、なんとかかんとかゴールしたようだ。 おおきな子持ちのおばさんのくせに、こんな風に、たったひとりでどうなるか解からないドライブをしちゃうひとだ。 無鉄砲なのか、肝っ玉がふといのか。 おいらには、時々わからなくなる。 夜9時過ぎ。 長岡の事業所に駆け付けて、直ぐに始めたらしいけど。 みんなと一緒にようやく、その仕事が片付いて、「やっと、これから夕食だ~」と、連絡が来た。 長岡中心部の宿泊施設は、周辺各地から応援の電力会社社員などでいっぱいらしい。 電気・水道など、市街地を中心にした地域だけは、とりあえず到着時にはすでに復旧していたので、ホッと一息ついてるって、言ってた。 最後にひとこと。 「わたしが居ないからって、明日の朝、寝坊しないでね!」 ムスメもおいらも、ちと、耳が痛い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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