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テーマ:京都。(6070)
カテゴリ:京都
京都の西方、景勝地嵐山のふもとに「十三参り」で名高い虚空蔵法輪寺があります。
何百年もの昔から、京都の町の人たちには法輪寺というより『十三参りのお寺=こくぞうさん』という愛称で親しまれているそうな。 ☆渡月橋を渡って行くと、真正面のさくらに包まれた山の中腹に法輪寺の多宝塔や本堂の甍が見上げられます。 主に関西地方とゆーか、西日本では広く馴染みの習慣として定着しているらしいのですが・・・北関東に生まれ育った、はるるさんには初耳の行事でしたねぇ~。 (みなさんの地方には「十三参り」って、ありましたか?!) ☆嵐山法輪寺十三参りへ、慣れない晴れ着の足元で山門をくぐり、たくさんの石段を登ります。 現在では、日本有数の観光地にあって、あまり目立たぬ寺院になってしまった現状ですが、 大堰川(おおいがわ=桂川)に掛かる嵐山の象徴的シンボル『渡月橋』も、本来は『法輪寺橋』と呼ばれていて、法輪寺へ参拝する為の橋だったようです。 ・・・言わば参道の一部とゆーわけで、この事からも当時の寺の大きさが想像できます。 ☆法輪寺の石段を登り詰め、見晴台からは桂川の流れと渡月橋が満開のさくらと一緒に見下ろせて楽しめました。 ちょうど桜の花時期で、渡月橋から嵯峨野方面は何処へ行っても人だらけ、でしたが。 対岸にあるこの法輪寺を訪問する観光客は、ほんとうにぽつりぽつりと数えるほどで、おいらがうろうろしてた小一時間ほどの間に十三参りの家族連れも4~5組ほど。 予想以上に情緒のある、ステキな寺院で・・・思わず長居してしまいました。 ☆境内に隣接した、心が晴れ晴れとするような、とても気持ちの良いそよ風の吹き抜ける見晴台。 拝観も無料で出入り自由、渡月橋を真下に見下ろす抜群の眺望がある広大な見晴台も隣接してるのに、一人占めしてしまうのがもったいない位の穴場的な存在かも知れません。笑 星の数ほど出版されてる嵐山・嵯峨野付近のガイドマップにも、その存在が省略されちゃってることや、簡単な解説で済まされちゃってるケースも多いようで。 知恵授けの寺院☆嵐山法輪寺の鐘楼 (07年4月9日撮影) 起源は、仏教伝来から約150年後の713年、奈良時代の初頭、第13代の元明天皇の勅願で、行基が開創したのがこの寺院の始まりとされているそうです。 平安時代に入ると平安仏教(天台・真言の2密教)の影響を多分に受け、荒れ果てる道を辿ったらしいけど、弘法大師(空海)の弟子たちの手で『虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)』を安置する真言宗寺院として再建されました。 その時に寺号も『法輪寺』と改められたようで、嵐山嵯峨界隈にある40~50ほどの寺院の中でもいちばん古い歴史を持つ寺院に属するものとされています。 ☆虚空蔵法輪寺の境内に、一山の鎮守社として電電宮が奉祀されています。 この電電宮は、本尊虚空蔵大菩薩の御誓願をもとに電気電波の祖神として電力、電気、電波、電子等あらゆる電気関係事業の発展と無事故安全を祈願するものとなっています。 これって、ひょっとしたらIT時代の最先端の神様?! ☆ずう~っとニコニコしてた十三参りのおんなのこ。慣れない晴れ着でも、とってもうれしそうでした。 十三まいり 古くから、数え年十三歳に成長した男女が、成人の儀礼として法輪寺に参拝しました。 十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩に祈願します。 難波より 十三まゐり 十三里 もらひにのほる 智恵もさまざま の歌で知られるように、江戸時代の中頃から京都のみならず近畿一円からのお参りが一般に広がったそうです。 この行事は関西では盛んに行われていますが、関東では一般的ではないようです。 また、西日本でも十三参りの習慣がない地方もあるみたいですが・・。 この中でも、とくに京都市嵯峨の法輪寺は日本三大虚空蔵菩薩で、今も「嵯峨の虚空蔵さん」とよばれて親しまれています。 法輪寺の十三参り 春らんまんの嵐山 着飾った子供達の華やいだ顔が 行き交うようになります 渡月橋のすぐ近くの 虚空蔵菩薩を本尊とする 法輪寺の十三参りです 十三参りとは 生まれた年の干支を2度めに迎えた年 つまり、数えで13歳になる少年少女が 本尊から、幸福や知恵を授かるために お参りをする伝統行事のこと そのにぎわいは、江戸中期の 『都林泉名勝図会』にも記されています 元来は、虚空蔵さんの縁日である 旧暦の3月13日に行われていたのが 現在では、4月13日を中心に 前後1ヶ月間、お参りが続くようになりました 参詣後、渡月橋を渡り切るまでに 後ろを振り返ると、授かった知恵を失う これは、有名な言い伝え 今も語り継がれているのです 法輪寺にはこの時期、全国から 毎年約2万人が訪れるといわれています 参拝時に、筆で自分の好きな漢字を 一字書いて奉納します。 法輪寺公式ガイドより。 ☆嵐山法輪寺十三参りスケッチ。晴れ着とは限りません。こんなおんなのこも居ました。 十三参りの帰り道、渡月橋のたもとで「いい、決して振り返っちゃいけないのよ!」などと必死の形相した母親に言い含められ、カチコチになって橋を渡ってるお子さんの姿を見かけました。。。なんか、ほほえましい光景です。 【過去にはるるが書いたJR全線乗り放題きっぷ利用の普通列車の旅日記、の一部】 ↓ ↓ 映像】銀河鉄道の駅から賢治童話館へ(岩手・花巻) そうだ京都、行こう 青春18切符の季節 1万円で全国乗り放題 映像】京都のナンチャッテ舞妓さん★高台寺の氷菓 ぼくの旅行の道具は~色んな乗り放題きっぷ 映像】小樽駅前の三角市場~美味しい海鮮丼~ 映像】石川県・白山麓の山里を走る 映像】倉敷★火の見やぐらのある風景 映像】奥会津☆只見線のトロッコ列車 大阪と京都の美術館 映像】うさぎの車窓~東北から北海道~普通列車の旅 映像】飛騨高山の手筒花火★台風の朝・高山への道 映像】花の下で春を迎える~京都御所しだれ桜 高山⇒金沢⇒大阪⇒京都!そして岐阜から高山まで。 映像12枚】京都・祇園花見小路の宵闇 映像】雪に埋もれた銀山温泉へ ふくしま県の草野心平記念館へ! 映像アルバム】大阪湾を神戸から大型ヨットで帆走 映像】世界遺産の日光・東照宮に初詣で 映像】津軽三味線ライブ列車!~リゾートしらかみ 映像】宵闇の原宿・表参道~8年目の灯り復活 映像】銀座暮色その1~思った通り今夜も! 京都・東寺★五重塔の夜景 映像13枚】京都駅ファンタジー 映像】飛騨路の高山ラーメン 映像】節分おばけ・・・京都☆祇園風景 もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いしますね。 アジアを始めとする世界各地、選りすぐりの旅行好きたちのHPが見られるランキング集にジャンプします♪ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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