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いやぁ、イギリスが狂ったように金メダルを獲っております。“ゴールドラッシュ!うん十年ぶり!”(ずっとオリンピックでたいしてメダルを獲っていなかったら)とあちこちの新聞のタイトルを飾っていますよ~。パートナーが、“まっ、日本もせいぜい頑張れば”と得意そうに言ってくるのが癪に触ります。(触っていないけど) さてさて今回は、周りの目の流れだけど、ちょっと違う角度で書きたいと思います。 二冊の新刊に、私たちは同じ社会に住みながら、みんな自分が思う社会に住んでいると書きました。社会と書きましたが、世界と書いても同じことです。 例えば、「社会には自分さえ良ければよい人が多い」といった場合、確かにそういう人は多いでしょうが、そうじゃない人も多いでしょう。ところが、「社会には自分さえ良ければよい人が多い」ということが思いこみだと気がつかないでいると、とても窮屈な気持ちで生きることになりますね。 ただ、その思い込みを持っている人にとっては、証拠はいくらでもあるに違いありません。両手に足りないぐらい「自分さえ良ければよいと思っている人たち」を挙げることができて、その人たちが何をしたか、何を言ったか、詳しく説明できるかもしれません。 ですから、誰かが「私の周りにはそんな人あまりいないよ」と言っても、「そんなことはない!あなたは見過ごしているのだ」と思ったり、むっとしたりするかもしれませんね。 ところが、どんなに証拠の山があっても、やはりそれは自分の思い込みを通した世界なんです。 私がたびたびお薦めしている「奇跡の学習コース」には、そのへんのしくみがとてもよく書いてあります。コースでは、たびたび、私たちの目に映っている社会、人、出来事がスクリーンの映像で、私たちが映写機と例えています。そしてスクリーンに映っている映像を変えたいなら、映写機の中、つまりフィルムを変えないといけないと教えてくれています。 つまり、私たちの思いを変えるということです。ところが、多くの人がやろうとすることは、スクリーンに駆け寄っていき、スクリーンの映像を変えようとすることです。または、同じフィルムを流しながら、いつか映像が変わることを期待しているんですね。 ですから、例えば「世の中には自分さえ良ければよいと思っている人たち人が多いと」思ったとき、ちょっと立ち止って「うん? どうして私はそう思うのだろう?」と自分を見つめてみると、必ずなんらかの思いこみがあります。たとえば「私は助けてもらえる価値がない」「私はいなくても良い人」などなど、人によって違いますが、潜在意識の深いところでしっかり思っていると、そういう人が目に付くし、また実際そういう人を引き寄せます。 引き寄せるといったとき、そういう人が磁石のように勝手に寄ってくるわけではありませんよ。例えば、「私は助けてもらえる価値がない」と深いところで思っていたら、助けてくれる人に対してどう感じ、どうふるまるでしょう? 自分の深いところにある思いこみ(コア・ビリーフ)とマッチしない状況があると、私たちは不安な気持ちや怖い感覚がしたり、またはぴんと来なかったりなどします。ですから、無意識にその人を避けたり、またはその助けに気がつかなかったりします。 ところが、自分だけ良ければと思っていて助けてくれない人に対しては、コア・ビリーフがマッチし、「この状況なら、私はどう対応したらよいかも、どんな気持ちになるかも分っている」と無意識に感じるんですね。つまり、嫌だし、悲しいんですけど、よく知った水なので、ある意味安心なのです。 ですから、そういった人との関係を無意識に選んでいたり、またはそういった人に目が行くんですね。なので、勝手に寄ってくるのではなく、もちろん、自分の行動の結果です。 以前にあるクライアントが職場の人たちといつもうまくいかないということでカウンセリングにいらっしゃいました。探っていくと、その方は「私は嫌われ役だ」というコア・ビリーフを持っていたんですね。嫌われ役として振舞うことにはすごくなれているけど、受け入れられる、すかれるという自分を振舞ったことがないので、どうしたら良いか分からないんです。ですから、無意識に嫌がられるような仕事ぶりをして、よく知っている自分のなかで安心していたわけです。 私たちは、それがどんなに嫌なことで、変えたいと意識上では、本気で思っていても、それが慣れたよく知っている自分だと安心なんですね。(もちろん、ぜんぶ無意識ですよ。意識的にこれが分っている人は、ほぼいません。)だから変化を起こすのがとても難しいわけです。 話を戻して、今自分の目に映っている自分の周りの世界は、私たちのフィルム(思考)が映し出している世界です。みんなが違うフィルムを持っていますから、同じ社会に住んでいながら、まったく違うものを見て、まったく違う経験をしています。 あるイギリスの番組で、宝くじに当たって、突然大金を手に入れた人たちのためのライフコーチがいると言っていました。というのも、「貧乏だった私」から「お金持ちの私」への心のシフトができず、混乱する人が多いからだそうです。一年ぐらいかけて、徐々に心のギャップを埋めて、だんだん慣らしていくそうです。でないと、一年で使い切ってしまったり、身をつぶしてしまったりするからだそうです。 すごく分かる!と思いました。「宵越しの金は持たない」という江戸っ子のようなコア・ビリーフを持っている人が大金を当ててしまったら、先が見えていますからね~。ということで、人間関係しかり、恋愛しかり、お金の豊かさしかり、今見ている映像が不満であれば、フィルムを変えましょう! PS:ちなみに上の写真は、湖水地方に行った証拠写真(笑)です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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