年の暮れになってきましたね。2008年は皆さんにとってどんな年でしたでしょうか? 地球全体では、新しいエネルギーに向けて膿だしの年でした。私の友人の岩野礼子さんのチャネリング(ユニバーサルマインドからメッセージをもらう)によると、現在の経済危機は、“古いお金を燃やしている”とのことです。
なんか、まさにぴったりの表現。古いお金(エネルギー)が燃やされ、もっとintegrity(誠実さ、統一された)のあるシステム(新しいエネルギー)に移行していくとのこと。ただ、2009年の経済はさらに悪く、これ以上悪くなれないぐらい悪くなるということです。
以前にちょっとご紹介したクラリオン(宇宙の覚醒した魂の集合体)によると、膿だしの期間は、不安も痛みもあるけど、大切なのは、不安にのみ込まれないことだということです。
不安にのみ込まれないという意味は、みなさんも充分お分かりかと思いますが、ただ安心していれば大丈夫とか、不安を持たないでいれば、すべてがうまくといういうことではないです。不安を持たないという意味は、不安を動機にあれこれしないという意味ですね。不安は愛と反対のエネルギーですから、愛とか幸せといったエネルギーとマッチしないからです。
雪山に登るとき、ポジティブな慎重さ、周到な準備、警戒心が必要なうように、こういった時期も不安の眼鏡をはずして、よ~く自分とそして社会の出来事を見つめることができるといいですね。
さて、不安を払拭するのに私にとって一番良い方法は、「最悪のシナリオを描く」ことでした。説明しましょう。
私がカウンセラーとして食べていけるかどうかまったく分からなかったとき、 “私は一体食べていけるのか?”という不安がやはり一番大きかったものです。ところが、「神との対話」に、不安は見つめればその正体を失って消えてしまう、といったようなことが書いてありした。(正確な表現は覚えてません)
そこで、私は「成功しなかったらどうしよう」という自分の不安を見つめようと思ったのです。で、それは、こんなふうでした。
↓
「カウンセラーとして成功しない」→「保険にも入っていないし、国民年金などあてにならない、つまり保障がない」→「食べていけない」→「住むところが確保できない」→「浮浪者になる」→「道行く人にさげすまれる」→「飢えと寒さで孤独死」
もし、良ければ皆さんもやってみてください。で、これをじっと見つめて思ったのです。日本人でイギリスで暮らしている私が、路頭に迷うチャンスはかなり低い。(生活保護システムがあるから)
OK、それなら、
「住むところが確保できない」→「浮浪者になる」ではなく、「住むところが確保できない」→「生活保護を受ける」だなと思ったのです。または、「住むところが確保できない」→「どこかの慈善事業団体に住み込みで働く」
さて、そこで思ったのです。生活保護を受けている自分、または慈善事業団体にお世話になっている自分でも、どんな自分だったら私は自分が好きだろう? そして、もしそうなっても、自己憐憫や自己嫌悪に陥らず、道行く人に笑顔であいさつできたら、けっこう良いかも。 そうだ!そんな状況で自己憐憫、自己嫌悪そして世の中を恨まずに、他者に微笑むことができる自分って、かなり好きかも。
そして、もし近所の人の愚痴や悩みに耳を傾け、近所の相談おばさんになったりしたら、けっこうそんな自分も好きかも、そしてそのうち近所の人たちが夕ご飯とか分けてくれたり、おこづかいくれる人もいたりして・・・・と考えているうちに、なんだか楽しくなってきてしまいました。
私たちの不安は、つきつめれば「食べていけなくなること」と「自己価値がなくなること(=自分が好きになれなくなる)」ことです。で、このときじっくり不安を見つめたことで、私がしみじみ感じたことは、どんな状況に陥っても、自分のことが好きでいれば、やっていけるということでした。そうであれば、それは100%私次第だから、怖くないと思ったのです。それ以来、不安がほんとうになくなりました。
ちなみに、同じ状況でもし私が「あんなに頑張ったのにものにならなくて、私は最低だ」とか「あんなに時間とお金をかけたのに無駄だった」とか考えれば、私は苦しみ、生きる意味を見失うでしょう。苦しみは、状況が生むのではなく、そのときに私たちが何を考えているかによるんですね。
話を戻して、「食べていけるだろうか」という不安がなくなったとき、セイフティネットをはる必要もなくなり、やりたいことがさらに明確になり、一貫性も増しました。私のものごとの決定は、「私はそれがやりたいのか?」という問いかけだけになり、ますますハート中心になっていきました。
で、どなたかコメントに書いてくださっていましたが、もし、世界中の人が全員ハートトークに従ったら、食べるのに困る人はいなくなる、と私は100%信じています。ハートトークの社会は、競争ではなく、協調の社会だと思うからです。
さて、最悪のシナリオを描きましたが、不安がなくなった今、私は大丈夫という根拠のない自信満々なので、路頭に迷うことはまずないと思っています。はい、ポジティブ思考が流行っているなか、最悪のシナリオ書くなんて、ばかげているように思うかもしれませんね。が、目的はあくまでも不安をなくすことですよ~。
さて、ここでお知らせです。
ミクシィを立ち上げました! コミュニティ名は「スピリチュアル心理学」です。ここでは、ロンドンのスピリチュアル心理学ベースのカウンセリングコースを学び、自分の得意分野などを組み合わせ、日本でセッションをしている卒業生の連絡先、ブログ、HP、そしてワークショップなどの案内、そして、スピリチュアル心理学やそのほかの役に立つ日本のコース、ワークショップの紹介がメインです。(私のコース、ワークショップなども告知させていただきます。)
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まだとても小さいコミュニティですし、カウンセラーの数も大変少ないですが、これからスピリチュアルな教えがベースのカウンセリングが広がっていくと良いなと思っています。ミクシィに参加していない方は、ayukacompany@gmail.comに「参加希望」とメールください。※師走&お正月まじかにつき対応が多少遅れるかと思いますが、ご了承ください。)
では、胸に手をあて、意識をそこに持っていき「私はOK」とくり返しながら、ゆっくり深呼吸をしてみましょう!良いお年を!