カテゴリ:あゆみ、ハァハァレビュー
「メルマガ女王」
そう呼ばれていた頃があった。 だけど、内情はと言えば その先にビジネスを見いだせてはいなかった。 ちょうどメルマガがビジネスに使われ始めたあのころ 彼は彗星のように現れた。 FAXDMを流行らせた人。 人を介して相互紹介をしたとき彼の淡々とした感じが印象に残った。 メルマガのタイトルやノウハウのイメージとはアンマッチな感じがした。 もしかして結構いい人なのかも、と思った。 マーケティングの世界でもうけてウハウハ 勝手にそんなイメージを持っていた。 面識はない。 だけど 「うそ・・・」 胸が締め付けられるような気持でアマゾンの購入ボタンを押した。 1億2000万の負債。 それを完済してまだ2年だという。 彼のマーケティングノウハウは深夜のマックで生み出されていた。 今自分が住んでいるエリアで彼は苦悩の日々を送っていた。 メルマガを始めたあの頃 彼は、膨らむだけ膨らんだ負債を 毒を以て毒を制すことで返し始めた。 その真っただ中だったのだろうか? 毒を以て毒を制す? 借金に借金を重ね、大きな商いにして それを種銭にしてまた借金をして商いをする それを繰り返せばいつかは収入が負債を超える日が来る。 人はいきなり困難が降りかかると逃げようとじたばたする。 じたばたするのはそのほかに可能性を見ているからだ。 それが逃げられるものじゃないと悟ったとき 人はもうじたばたしなくなる。 淡々とそれを回避、解決手段を講じていくだけだ。 自分以外はみんな立派に見えていたけど 考えてみればメルマガというのとでのかからないことにビジネスを見出す人は 何かを抱えていたりする。 最近、自分と同じころに出てきた人たちが こうしてひとつのカタチにしてノウハウを出している。 ノウハウはもっとすぐにも作れるけど 時がたち、何かを超えなければ残せないものがある。 なぜならほんとうのノウハウとはその人の人生そのものだから。 彼とは全くスケールが違うけど わたしは詐欺にあったのと同額を去年やっと稼ぐことができた。 今思うとだまされても不思議ではない環境に自分はいた。 人をしあわせにすることで、同じように稼げる人になりたい そう思って来て、10年がたっていた。 メルマガの世界で、2000万の負債を負ったと言う女性にあった。 詐欺られて逃げられたら恨みが残ると思うだろう。 彼女とわたしは詐欺の相手がいなくなったとき残ったものは 恨みよりも、もう人を恨まなくていいという安堵感だったという話で共感した。 彼女もまた、メルマガというもとでのかからない世界に自分の可能性を模索 ドン底で身に付けた商才を花開かせている。 戻りたくない場所は じたばたできなくなるほどの経験は 財産だ。 人間には逃げなければ無限の可能性がある。 派遣切り? 一生雇用されるほうがまれだし たとえば今の自分も本を書かなくなったりまったく売れなくなれば 派遣切りと同じだよ、と思うけど がんばれる人にはがんばれるモチベーションとかサバイバルノウハウとか 応援してくれる人とか、がんばるための養分のようなものがプールされてる がんばれない人にはそれがないんだよ、そんな話を聞いた。 でも養分がゼロじゃなくマイナスだとしたら人はやるしかない。 マイナスなのだから、やらなければ命すら脅かされる。 そしてその軌跡が、何があっても折れない自分を作る。 かつて、一緒に生きたいと思った人は2億の負債を持っていた。 今の自分がいる社会には億の負債を乗り越えた人がいる。 だけど当時の自分には、人生の可能性の範囲を超えていた。 困難はそれを乗り越えられる人に起こると言う。 縁もまた同じで・・・ わたしは両親にこの人と生きていくことを どうして許してもらおうかと考えていたけど その人は自分からいなくなった。 わたしは 大変でしたがなりたい自分になれました。 今の自分の存在そのものがあなたへのゆるしです。 「借金が人生の師でした」by 金森重樹 金森さん、ほんとうにほんとうにおつかれさまでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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