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カテゴリ:遠距離恋愛・結婚・生活。
GW、いかがお過ごしでしたでしょうか?
相方は仕事、仕事していない私にはGWもクソもそんなには関係なかったのですが、 このGW、私の前の会社の友人や学生時代の友人たちが入れ替わり立ち代わり泊まりに来て、 なかなか賑やかな日々を送っておりました。 私の友人に相方を紹介するのは、今回が初めてのこと。 私と相方はずっと二人だけの関係でやってきて、 親が入ってくることはあったが、それもごくたまにのことで、しかもそれ以外の第三者が入るということはなかった。 二人だけの生活の中に第三者が入ると、二者の関係ではあまり見えなかったことに、いろいろ気づいたりもする。 で、急に、話は変わるんだけど、 てか後に繋がってもいるんだけど、、、。 そう、今回のことで思い出したんだ。 私が学生の頃、洋服店でバイトしていた時のエピソードを。 そこには私と同い年のフリーターの女の子がいたんだけども、 いつ頃だったっけか、彼女は結婚して名を変え、バイトはそのままに続けていた。 以前の名前で呼びなれていたせいで、 彼女の新しい名前がなかなか出てこず、彼女を呼ぶのに苦労していた時期の頃、 店長は、彼女に向かっていったそうだ。 「つかぬことをお聞きしますが、結婚してもこうしてがんばって続けているなんて、 なにかお金に困っているとかそういうことはあるんですか?」 ・・・みたいな内容のことを・・・。 彼女はその質問に対して、かなりご立腹した様で、私に向かって 「なにあの店長!? 前々からいろいろむかついていたけど、今回のことは絶対許せない。 私は洋服が好きで働いているだけなのに、お金お金って、まるで私が 借金でもしてるみたいに金のためだけに働いているみたいに・・・。 あの人いったいどういう神経してるの?あんな人の下でもう働けない。」 とな。 私は、そんな彼女に 「いや、店長はそんな意味でいったんじゃないと思うよ」 などといろいろなだめたが、侮辱されたと思い込み一度思い込んだらもう他の何も目に耳に入らなかった彼女は、 その後店を辞め、わざとか、うちの店の競合店だった店に移って働き出した。 どんな表情口調で店長がその言葉を発したのか、私は容易に想像できた。 店長はなんの悪気もなく聞いたのだろうと思う。 彼はまったくもって純粋な、子供のまま大人になったような人で、 その時も、ふと不思議に思ってそのまんま思うがままに言葉を発しただけだろう。 ・・・結婚すればバイトを辞めるのだろうと思っていた彼女はバイトを辞めない・・・ 「なぜ?」もしくは「もし彼女がお金に困っているならなんとかしなきゃ・・・」 と心配するくらいの考えで聞いたんじゃないかと思う。 「彼女の性格なら、その言葉をどうとるか?」ってことは想像できずに。 だから彼女が怒ったのは、店長にとっては意外でびっくりしただろう。 後に彼は、「どうも人とうまくいかない」みたいなことを私に話してくれた。 なんというか不器用な人で・・・。すぐに地雷を踏んじゃうというか。 まぁこんなことは日常茶飯事だったため、店長はほとんど皆から嫌われていたんだけど。 私は、その時、なんかもったいないなぁ・・・と感じたんだ。 彼女が、人の言葉を裏に裏にとっていくことへの寂しさ・・・ 自分の範疇にない言葉を口にされると、その言葉をすぐ裏にとる・・・ まぁ、でも、そういう人って、けっこう多いのかもしれない。 自分から見て、一風変わってるなと思う人と接する時、自分の物差しだけで、その人を推しはかり、 それぞれの人の良さ、言葉にある真意というものを理解せずに、 「変わってる」「むかつく」「なんなのあの人?」だけで、その人との関係を終わらせてしまう。 ・・・エホ証用語でいうと「躓いた」ってやつか。 つーのはさ、、、 これからある多くのいい出会いを逃すことになるかもと思うわけで また店長も、悪気はなかったにせよ、貴重かもしれない人材を失っていくわけで。 まあ彼女は仕事は早いしデキル方だったしね。。。 なんだかなぁ、さみしいなぁ、もったいないなぁと思ったのだ、、、。 で、相方も、この例えでいえば、店長側に当たる人。。。 ある人にとっては、「余計な一言」になるだろうなって言葉を、 気づいてか気づかずかのうちに直球ストレートに口から出てしまう・・・って意味で。 二人でいるときは気にならないんだが、GWに私の友達がやってきて、 私たち二人の間に、第三者が介入してくると、そういうことに気づいてしまう。 相方が、以前、そう、付き合い始めの頃、 よく私に「自分は嫌われていく」「すぐに人を怒らせてしまう」「理屈っぽいっていわれる」っていってて、 最初私はそのことがよく分からなかったんだけど、「思い込みじゃ?」くらいに思っていた時もあったんだけど、 第三者を介すると、その理由に、いろいろピンときたりして・・・。 人とのコミュニケーションにあらわれる攻撃性、人との間に妙に壁を築くこと、言葉の組み立て方。。。 で、私が気づいたことを、GW中、相方とよく話し合ったりしたわけだけども、ね。 私は、ん~、こういうこと自分でいうのもなんだけど、 人とのコミュニケーションは、基本的にはうまくやっていける方だと思っている。…まぁ上辺だけはね。 悪くいえば八方美人なわけだけども、まぁ私はそれがいいとも悪いとも思っておらず、 うまくまるく人と折り合いをつけてやっていけるほうがいいということを経験上学んできたから、 まぁもちろんその中でも相性が合う合わない人、苦手と感じる人、仲良くなれる人、 いろんなことを語り合える仲になる人ってのはあるけど、 まぁ上辺だけはだいたいの人とうまくやっていける・・・と思ってる。 いや、うちは八方美人ともちょっと違うな・・・。誰にでもいい顔いい人ってわけじゃないしなぁ。 なんというか、人とのコミュニケーションにおいて、その場その場での無難な言葉を選ぶってかんじかな。 もちろん対人関係の中でストレスが溜まることはあるけど、 私にとっては自分の発する些細な言葉で相手を傷つけ、そんなことで悩んだり、 「自分が浮いている」と感じることの方がより大きなストレスになることをよく知っているので、 私にとって一番ストレスのたまらないコミュニケーション方法ってのは、 「その場に溶け込む、人に合わせる」といった範疇の中で、自分というものを出していくってこと。 まぁ普段はそんなことを考えて人と接しているわけじゃぁなく、なぁんも考えずに自然に接しているだけだが、 んー、つまりは、そういう処世術は私の中に自然に身についているわけで、 んだから、私は「自分は誰からも嫌われる」とかそういう理由ではまったく悩まない、てか思いさえしない。 まぁJWってことで「自分が浮いている」とかそういうことで悩んだ時期もあったけど、 場の雰囲気を読み、溶け込む、という処世術が身についてきたあたりから、 今じゃ、むしろ生意気にも 「うちってけっこう好かれている方じゃないか・・・」くらいに思っている、恥ずかしくもそんな自負さえある。 そんな私だから、対人関係は、そんなに難しいことじゃない・・・ そんな意識がどっかにあったんだと思う。 相方は相方が言うように誤解されやすい人・・・ だけど、相方のこういう言い方をこう変えればすぐ「人とうまくやっていけるんじゃないだろうか」と、 それぐらいに簡単にとっていたわけさ。 てか、私は相方の良さが人に伝わらないことを、ものすごく、もどかしく思っていたわけで。 こんなにこんなに愛する人の、こんなにも良い部分が、そう尊敬さえしている部分が、 ちょっとした言動によって隠されてしまうなんてもったいないとね。 でも、それは私の驕りだったのかもしれない、と今回の相方との話し合いでそう思った。 まぁこう社会生活をうまくやっていくためには、 確かに相方のそういう部分は「もったいない」のかもしれないけど、人にはそれぞれ得手不得手があるし、 それによって個人対個人はバランスよく釣り合えるということもある。 神の目で見れば、それこそ全体は丸くおさまっているのかもしれない。 相方は誤解されやすい性格だからこそ、今までそういう目にばかりあってきたからこそ、 相方をすんなりと受け入れることのできる私を、私だけをこんなにも愛してくれているんだろうし、 また、無難な言葉を選ぶ私の、その言葉の奥の奥をついてくれる相方だからこそ、私は心を開けた。 相方の悪い部分、そして私の悪い部分、いんや、良いも悪いも正しいも間違っているもない、、、 相方がその他大勢の人より、ちょっとポコッと突出している部分ってのは、私はちょっとペコッと凹んでいて、 パズルの凸凹がちょうどはまるように、私たちは、お互いぴったりとはまったんだと思う。 思えば、相方は私の機嫌がちょっとでも悪いと、すぐに自分の言ったことを気にして、 「怒ってる?怒ってる?」と上目遣いで私の表情を伺ってくることがよくある。 普段はけっこうSっぽいのに、、、 ・・・私は最初「コヤツはなんだか子供みたいに、、、しょうがなくかわいいやっちゃな」くらいに思ってたんだけども、 そんな相方の一挙一動を思い出して、そういう言動のすべては相方の人生経験に繋がっていたんだな・・・ と思ったりもして。 なんだか涙が出そうに抱きしめたくなったりもして。 そういう相方のふとした言動に、私の知り得なかった彼の二十ウン年間の人生を垣間見る。 だからこそ、やはり彼は世界で一番愛すべき大きく包み込みたい私の私だけの大事な大事な人なのだろう・・・ なんて思えたりもするわけで。相方の生まれてから今までの人生もこれからもすべてを包みたいと。 せつないほど愛している・・・と思うわけで、、、。 なんかいろいろ考えたり話し合えたGWでげした。 たまに人と会うと、二人の間にもちょっとした刺激になる。 こんなにいろいろ話し合ったのは、けっこう久しぶりかもしれないな。 結婚する前はメッセでいろいろ話し合ってたけど、 いっしょに暮らしだしてからは、あんまそういう話はしてなかったから、 なんだかいろいろ考えて有意義でちょっとせつなくて、んでもって絆も深まったような気もする、 ・・・そんな数日間でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 8, 2004 10:16:31 PM
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