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24日前の朝、いつものようにバナナを食べて、ミルクを飲もう……
としましたが、「バナナダイエット」の影響でバナナが手に入らず、 ミルクだけを飲んで、デスクの前に座りました。 ネットにつないでメールチェックをしていると、胃部(みぞおち)に どんよりとした痛みを感じました。 「あ、またいつもの胃痛だな。強度の胃炎をやってしまったか…」 わずかな後悔をしました。 その日から遡ること3日間くらい、酒量が増えているのに気づいていた のです。 ストレスがあるとき、酒量を増やすとこういう症状が出やすくなることは 過去の経験からわかっていました。 しかし! いつもの胃痛とは違う感じがし始めました。 おへそのあたりが痛いし、腫れたような感覚があるのです。 お昼までは何とか仕事をしましたが、午後からは何も食べず、水も飲まずに 横になって過ごしました。その間、痛みはどんどん増します。 脂汗が溢れ、3分と同じ姿勢をしているこことができません。 横を向いても、下を向いても、腰やみぞおちが痛い。上を向いたら最悪です。 正座をし、足を抱えて前方に体を倒すという姿勢だけが唯一、痛みが 緩和されます。が、それとて長く続けてはいられない。 一睡もせず、翌朝病院に掛け込みました。 医者は、 「いつもの胃痛ですね」 と言うのですが、 「先生、いつもと痛みの種類が違います。何か、検査できませんか?」 「そう? じゃ、エコーをしてもらおうかしら」 予約でいっぱいというところをねじり込んでもらって、エコー検査へ。 「膵臓ですね。荒れていますよ」 “荒れている?”どういうこと? 「おなかも痛いんですが、腸は?」 「腸は大丈夫。膵臓の炎症の影響です」 エコー検査の結果、「急性膵炎」である可能性が高いという診断になりました。 ただ、血液検査の結果を待たないと断定できないので、胃炎の薬をもらう ことになりました。 「先生、痛みどめの注射をしてください。頓服ではききません」 「頓服の成分を注射にしたものにしましょうか。モルヒネみたいなきついのは ……」 “モルヒネ”と聞いて、ちょっと泡食ったので、 「普通のでいいです。それから、昨日、水一滴も口にしてませんので、 点滴をしてもらえませんか?」 というわけで、注射と点滴のダブル攻撃を受けて戻りました。 (思い起こせば、前日朝のミルクが決定打でした。炎症を起こした膵臓に ミルクは最もいけない!) が、痛みは一向になくなりません。胃炎なら、すぐにおさまるのに。 調べてみると、膵炎の痛みは、通常の鎮痛薬ではダメらしいです。 諦めて、我慢することにしました。 その日から、「4日」間の絶食絶飲(2日目夜から、口をしめらす程度の 水を飲み始め、3日目、4日目は500ml以下の水を摂取しました)生活が 始まりました。 5日目から7日目の3日間は「重湯」「葛湯」「果汁」「ビタミン入り飲料」 といった流動食生活。タンパク質と脂質は避けました。熱量は400kcal/日。 8日目から10日目の3日間は「三~五分粥」と「カボチャのやわらか煮」 「煮豆」「梅びしお(梅干しを砂糖を加え煮て、果肉をつぶしたもの)」 「缶詰のフルーツ」とタンパク源の「ヨーグルト」「豆乳」を加えて 膵臓の組織修復を目指しました。熱量は800kcal/日。 11日目から15日目の5日間は「七~全粥」→「雑炊」と、「ごま豆腐」 「小松菜と薄揚げの煮物」「豆乳湯豆腐」「カボチャ煮」「茄子の煮物」 「味噌スープ(具なし)」「帆立貝柱タレ焼き」「煮込みうどん」 「フレッシュフルーツ」「豆乳」「ヨーグルト」など、消化がよく 薄味でも食べやすい食材を選んで食べました。目標熱量は1300kcal/日。 その後は、柔らかめに炊いたごはんや雑炊を中心に、「かまぼこ」 「薄揚げ」「納豆」「豆乳」「魚肉ソーセージ」「塩鮭」「あさり」 「帆立貝柱」「煮豆」といったタンパク源、「茄子」「じゃがいも」 「小松菜」「ほうれん草」「トマト」「キャベツ」「もやし」「レタス」 「ネギ」「ピーマン」などの野菜、「缶詰&フレッシュフルーツ」、 「ジュース」「カッテージチーズ」「牛乳(一度に100ml未満/1週間に 一度程度)」「うどん」などを組み合わせて献立を考えました。 膵炎のメニューを考えるときに重要なのが、「薄味」「香辛料抜き」 「脂抜き」「油抜き(16日目以降になると、植物性のオイルは少しずつ 使い始めました)」です。が、完全アブラ抜きは免疫力の低下や肌がかさかさに なるなどの弊害があります。不飽和脂肪酸を含む植物性油脂は使った方がいいと 思います(とはいえ、1日の脂質量は30g以下が鉄則)。 また、薄味にするとか、香辛料を使わないのは、膵臓を刺激して 膵液を出すのを防ぐため。膵炎というのは、膵臓が自分の出した酵素で 自らを溶解していく現象です。この働きを抑えるために内服薬を飲み、 できるだけ胃や肝臓、膵臓を刺激しない食事を摂るようにしないといけません。 注意しないといけないのは、動物性タンパク質が制限されるため(動物性 脂肪の摂取を抑えたいので)、満腹感が得にくくなり、過食になりがちです。 また、「腹六分目」が原則ですから、いつもおなかがすいている、という状態が 続きます。いつもはよく食べる人、肉やマヨネーズが大好きな人はかなりつらい 思いをすることになります。 また、「間食」にも注意が必要です。「お菓子」の多くは「油脂」が使われて います。原材料名の欄の前の方に「植物性油脂」「マーガリン」などと書かれて いたら、排除する必要があります。かなり多くの油を使っていることが予想 できるからです。 でも、一度にたくさん食べるより、1日5回くらいに分けて食べた方が膵臓には いいため、間食の献立も綿密に考えておく必要があります。 私は、「げんこつ」というきな粉でつくったお菓子をよく食べました。 甘味が強いので2粒程度(7g)食べると、結構満足できます。 重湯のときは、黒砂糖で甘味を加えたり、小さな塊を舐めたりもしました。 水分はたくさん摂るようにした方がいいと思います。 (栄養バランスの偏りから、コレステロールが増えがちになり、 ドロドロ血になります。水分はサラ血化に必要です) 一度に200mlくらいを4~5口に分け、1日に6~8回くらい。 私は、ローズヒップという木の実を煎じるお茶を飲みました。 好きなお茶でいいと思いますが、緑茶、紅茶、コーヒーは避けます。 カフェインが胃腸を刺激し、胃液の分泌を促進しますので、同時に膵液も 分泌されてしまうのです。 そろそろ、お寿司を食べたいと思っています。 脂質の少ない淡白な魚は、膵臓の修復に役立ってくれます。 それから、豆乳でつくる湯豆腐のおいしさにはびっくりしました。 一緒に入れる具を工夫すれば、いろんな味わいがつくれそうです。 通常は、豆乳と出汁を混ぜるらしいのですが、私はストレート豆乳だしで つくります。残った豆乳にはご飯を入れ、塩昆布と刻んだ大葉を加えて 雑炊をつくります。味付けは塩・黒コショウです。これがまたおいしい。 湯豆腐は、鶏むね肉ミンチやささみ、帆立貝柱、タラなどの白身魚、かに肉など を入れてボリュームアップするもよし、豆腐(断然もめん豆腐)と野菜だけで あっさり食べるもよし。 箸休めに煮物や帆立貝柱の塩焼きなどを添え、雑炊には塩分の少ないたくあんや べったら漬けを添えると、豆乳の味に飽きることなく食べられます(塩分が多いと 食欲を刺激して過食になりがち)。 急性膵炎は一気に治さないと、慢性化する恐れがあります。 2ヵ月の辛抱です。制限のある食事をいかにおいしく食べるかということに 頭を使っていると、食べ過ぎにはなりませんし、食べてはいけないものと 食べようという気になりません。 しかし、「一生」となると、気が萎えるのもわかります。 だから、「一生」の制限を余儀なくされる「慢性膵炎」にならないために、 集中して養生しましょう! [I experienced]カテゴリの最新記事
はじめまして(^^)
『膵炎.com 』を運営している木下と申します。 http://www.suien-g.com/ こちらのHPを参考HPとして紹介してもよいか確認したく 直接コメントさせていただきました。 膵炎の当事者様やその関係者様の記事を掲載することで 同じ悩みを持つ人たちの助けになると考えております。 既に皆様のご好意よりブログをいくつか紹介していますので 『ブログ・闘病記』のページを是非ご覧くださいませ。 御了解頂けるようでしたら 折り返し掲載方法をご連絡差し上げますので 何卒よろしくご検討をお願いいたします。 メールにてご返信頂ける場合は、下記アドレスまでお願いいたします。 mail☆suien-g.com(@を☆に変更しております)(2009.01.15 20:57:03)
膵炎.com さん
ご指定のアドレスへ返信したのですが、どうも届かなかったようで、ブラウザのセキュリティレベルの問題なのか、よくわかりませんので、こちらでとりあえずご回答を。 サイトへのご紹介については、何ら問題ないのですが、私が書いた文章が本当に役立つ情報なのかがよくわからず、そのレベルでいいのであれば、多少の書き直しをしてもいいと思っていますので、ご指示いただければと思います。 直接の返信ができず、申し訳ございません。 何卒よろしくお願いいたします。(2009.01.15 22:38:19)
すみません、お手数かけますが、よろしくお願いします。
子宮体ガンの組織診の検査をした後で、吐き気がつづき、腹痛もあり、下痢もし出したので、内科へ。エコーとレントゲンは異常なしでしたが、薬を飲んでも治らないので、断食のまねをし始めたところ(ハーブティーと夜だけおかゆ)、4日目におかゆを2食食べたせいか、すい臓のあたりが痛く、夜眠れず、エビのように丸くなると一番楽でした。 3時間ほど寝て、今朝は痛みがとれましたので、病院へは行きませんでした。 貴女の絶食メニューは、病院指定のものですか?それともご自分で独自にやられたのですか?、(2010.03.17 13:49:45)
いぶさん
私も子宮体がんの検査をしたことがありますが、想像するに、そのことと吐き気等の症状は関係ないように思うのですが…。お医者さんは関連があるとおっしゃったのでしょうか。 急性膵炎になると、猛烈な吐き気があります。というか、吐きます。黄色い液体(胆汁か膵液だと思います)を何度も吐きました。痛くなるのは、まずはみぞおちが張って痛くなり、次に背中の肩甲骨の下、横に帯を巻いたような部分が、そして徐々に背中全体とお腹(へそを中心に全体)が痛くなります。 もし、みぞおちだけなら、胃の噴門部に異常が発生したのかも。 膵炎の痛みは、エビのようにしても治まりません。足を抱えて前方に体を倒すという姿勢のみです。この痛みは、特殊な鎮静剤を使わないと、3日間は続きます。 絶食や食事制限は、病院からの指導ではないですが、「急性膵炎食」というのを調べました。週に1回程度の血液検査や点滴を受けながらでないと、絶食や食事制限はやらない方がいいと思います(経口以外でのビタミン、水分、ミネラルの補給が必要です)。が、事後、お医者さんに食事のことを言ったら、「正解です。膵炎は初期の絶食が大切です」とおっしゃってました。6週間かけた食事療法も、期間的にはちょうどよかったと言われました。「偶然」かもしれませんが。 お役に立てたような気がしないのですが、これ以外のことをお知りになりたいなら、いつでもご質問ください。 (2010.03.17 14:49:32)
即答ありがとうございます。痛みは左のお乳の下あたりで、肋骨が痛いような気もします。その前は、下腹部や腰や、あちこち痛みがありました。
今日は朝、昼はニンジンリンゴジュースとお茶だけでしたが、夕方おなかがすいたのでおかゆとしらすと豆腐少々食べたら、気持ちがわるくなりました。 貴女は、病院で入院をすすめられたのですか?それを断ってご自身で絶食したのですか?よろしくお願いします。(2010.03.17 19:49:22)
いぶさん
>痛みは左のお乳の下あたりで、肋骨が痛いような気もします。 左側には、消化器系に関係する痛みが発生することはないはず…。肋間神経通か、肋膜に関係する症状か、肺ではないかと思いますが…。 その前は、下腹部や腰や、あちこち痛みがありました。 下腹部と腰に共通するのは、結腸から直腸か、子宮か、膀胱か。 >今日は朝、昼はニンジンリンゴジュースとお茶だけでしたが、夕方おなかがすいたのでおかゆとしらすと豆腐少々食べたら、気持ちがわるくなりました。 そんな食事では、体力が持ちません。大きな病院で精密検査を受けられた方がいいように思います。 精神的ストレスなど、直接臓器の病気に関係ないこともありますから、早く原因を解明してください。 >貴女は、病院で入院をすすめられたのですか?それを断ってご自身で絶食したのですか?よろしくお願いします。 黙っていれば、強制的な入院が待っていましたので、「どうしても、の理由がありますので、1週間の猶予を下さい」と言いました(事前に約束していた仕事がありましたので)。でも、血液検査の結果からいえば、それを許可してもらったのは、本当に無理やりのことだったと思います(1週間後の血液検査で、ある程度の結果が出ましたので、自宅療養が許可されました)。 ほかの医療機関やお医者さんでは難しいかも。 私の場合は、血液検査とエコー検査から、急性膵炎だと確定していましたので、多少無謀なこともできましたが、原因がわからない状態では危険だと思います。 ----- (2010.03.17 20:29:09)
お返事どうもありがとうございます。血液検査の結果は1週間もかかるのですね。。
自分では、今だに軽い急性膵炎を疑っていて、それだと即入院というケースが多いようでイヤなので、貴女のように自宅で療養できればいいのですが。。 すみません、また質問ですが、4日間の絶食絶飲で、大丈夫だったんですか?2日近くまったく何も口にしなかったようですが、どうやって耐えたのでしょう?教えてください。 明日の朝、頑張って車を運転してクリニックに行き、場合によって総合病院への紹介状を書いてもらってそちらへ行くつもりでいます。(2010.03.17 20:58:26)
いぶさん
血液検査の結果は大きな病院なら、2時間くらいで判明します。私が行った病院でも、丸1日で判明しました。ここで書いた「1週間後」というのは、2回目の検査のことです。 おっしゃるとおり、急性膵炎は即入院になると思います。何より、痛みが激しいので、通常は自宅に戻ることができません。歩くことも、普通の表情をすることも苦痛でしたから。私の場合は特別だと思います。 絶食は通算5日間でした。病院に行く前の1日も絶食していましたので。 絶食すると、低血糖になってフラフラします。病院ならブドウ糖を点滴してもらうのだと思います。私は、仕事で外に出るとき以外は横になって過ごして何とかしのぎました。 絶食しても、当初は肝臓で糖分をつくるので、倒れたりすることはないと思いますが、低血糖は怖いので、安易に考えない方がいいと思います。 私は5日間、水だけでした。痛みのせいで、何かを口にしようとする気力がなかったというのが実態で。気力で持ちこたえた、という感じでしょうか。 車を運転されるとのことですが、低血糖で失神でもしたら大変ですから、氷砂糖などを用意しておくことをおすすめします。 痛みがあるようなら、119番で症状を話して病院を紹介してもらい、タクシーで救急外来に行くのが得策だと思います(いきなり救急車で行くと、確実に入院させられますから)。(2010.03.17 21:11:28)
どうもありがとうございます。貴女様は気力で低血糖を乗り越えられたのですね。
わたしはともかく病院へ行ってきます。 入院は、首への点滴やら、CTの造影剤やら、こわいことばかりですが、(特異体質なので。)ともかく。(2010.03.17 22:14:46)
いぶさん
不安感ばかりが大きくなっていらっしゃるでしょうけれど、体の不調には何らかの原因があり、いずれそれを突きとめないと、治療も治癒もありませんから(自然治癒力にも限界がありますので)、とりあえず診断を受けてください。 膵炎にしても、自分で治そうとするより、病院で治す方がよほど短期間に、簡単に治ると思います(私も、食事療法だけなら治っていなかったと思います。病院で処方してもらった高い薬を飲んでいたからこそ、何とか治せたのだと)。 何でもないことをお祈りしています。 (2010.03.17 22:33:20)
ありがとうございます。また、書き込みします。(2010.03.17 23:39:35)
行ってきました。超音波の結果はシロでした。あーよかった。本当にお騒がせして申し訳ありませんでした。
エコーの検査は今回は院長の奥様である副院長自らがやってくださって、すい臓をよーく見てくれて、異常なし、ということです。血液検査の結果は1週間後ですが、多分大丈夫でしょう。 原因はまったくわかりませんが、体ガン検査のことで、細胞診だと思っていたら、いきなりすごく痛い組織診をやられて、しかも結果が両方共異常なしだったと言ったら、それは頭にきますよね、みたいに言ってくれて、多分その怒りが症状になっているのではないかというようなことをおっしゃってくださいました。 少し、精神的にもすっきりしました。 院長先生には、出した薬を飲まなかったことをしかられました。空腹で薬を飲んだら胃によくないと思ったからと言い訳をしましたが、痛み止め以外は大丈夫だからと言われたので、まあ、飲んでみることにします。 今まだ食べると気持ちが悪くなるので、しばらくはニンジンリンゴジュースを飲みながら、薬が効いてよくなってきたら食べる量をふやしていきたいと思います。 見ず知らずの飛び込みのわたしにとても丁寧に何度も対応してくださって、本当にありがとうございました。パニック状態のときに、心の支えになりました。 これをご縁に、ブログの方、拝見させてもらいます。(わたしには少々むずかしいようですが、) どうぞこれからもよろしくお願いいたします。(2010.03.18 14:08:01)
いぶさん
そうですか。よかった、よかった。 「入院しなければならないかも…」と考えると、とても心配ですものね。そう考えるストレスが、余計に症状を悪化させることもあるでしょうね。 血液検査が1週間後とのことですが、それなら大したことないでしょう。緊急を要する場合は、翌日に電話を入れてくれるなどの対処を約束してくれますから(私は検査の翌日、検査所から直接FAXで送られてきたデータを見せられました)。 ナイーブな体質をされているようですので、疑心暗鬼にならずにすぐに病院に行かれた方がストレスをためずに済みますね。 とりあえず、安心しました。(2010.03.18 17:14:44) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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