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2008.11.07
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カテゴリ:I experienced
24日前の朝、いつものようにバナナを食べて、ミルクを飲もう……
としましたが、「バナナダイエット」の影響でバナナが手に入らず、
ミルクだけを飲んで、デスクの前に座りました。

ネットにつないでメールチェックをしていると、胃部(みぞおち)に
どんよりとした痛みを感じました。
「あ、またいつもの胃痛だな。強度の胃炎をやってしまったか…」
わずかな後悔をしました。
その日から遡ること3日間くらい、酒量が増えているのに気づいていた
のです。

ストレスがあるとき、酒量を増やすとこういう症状が出やすくなることは
過去の経験からわかっていました。

しかし! いつもの胃痛とは違う感じがし始めました。
おへそのあたりが痛いし、腫れたような感覚があるのです。
お昼までは何とか仕事をしましたが、午後からは何も食べず、水も飲まずに
横になって過ごしました。その間、痛みはどんどん増します。
脂汗が溢れ、3分と同じ姿勢をしているこことができません。
横を向いても、下を向いても、腰やみぞおちが痛い。上を向いたら最悪です。
正座をし、足を抱えて前方に体を倒すという姿勢だけが唯一、痛みが
緩和されます。が、それとて長く続けてはいられない。

一睡もせず、翌朝病院に掛け込みました。
医者は、
「いつもの胃痛ですね」
と言うのですが、
「先生、いつもと痛みの種類が違います。何か、検査できませんか?」
「そう? じゃ、エコーをしてもらおうかしら」
予約でいっぱいというところをねじり込んでもらって、エコー検査へ。

「膵臓ですね。荒れていますよ」
“荒れている?”どういうこと?
「おなかも痛いんですが、腸は?」
「腸は大丈夫。膵臓の炎症の影響です」

エコー検査の結果、「急性膵炎」である可能性が高いという診断になりました。
ただ、血液検査の結果を待たないと断定できないので、胃炎の薬をもらう
ことになりました。
「先生、痛みどめの注射をしてください。頓服ではききません」
「頓服の成分を注射にしたものにしましょうか。モルヒネみたいなきついのは
……」
“モルヒネ”と聞いて、ちょっと泡食ったので、
「普通のでいいです。それから、昨日、水一滴も口にしてませんので、
点滴をしてもらえませんか?」
というわけで、注射と点滴のダブル攻撃を受けて戻りました。

(思い起こせば、前日朝のミルクが決定打でした。炎症を起こした膵臓に
ミルクは最もいけない!)

が、痛みは一向になくなりません。胃炎なら、すぐにおさまるのに。
調べてみると、膵炎の痛みは、通常の鎮痛薬ではダメらしいです。
諦めて、我慢することにしました。

その日から、「4日」間の絶食絶飲(2日目夜から、口をしめらす程度の
水を飲み始め、3日目、4日目は500ml以下の水を摂取しました)生活が
始まりました。

5日目から7日目の3日間は「重湯」「葛湯」「果汁」「ビタミン入り飲料」
といった流動食生活。タンパク質と脂質は避けました。熱量は400kcal/日。

8日目から10日目の3日間は「三~五分粥」と「カボチャのやわらか煮」
「煮豆」「梅びしお(梅干しを砂糖を加え煮て、果肉をつぶしたもの)」
「缶詰のフルーツ」とタンパク源の「ヨーグルト」「豆乳」を加えて
膵臓の組織修復を目指しました。熱量は800kcal/日。

11日目から15日目の5日間は「七~全粥」→「雑炊」と、「ごま豆腐」
「小松菜と薄揚げの煮物」「豆乳湯豆腐」「カボチャ煮」「茄子の煮物」
「味噌スープ(具なし)」「帆立貝柱タレ焼き」「煮込みうどん」
「フレッシュフルーツ」「豆乳」「ヨーグルト」など、消化がよく
薄味でも食べやすい食材を選んで食べました。目標熱量は1300kcal/日。

その後は、柔らかめに炊いたごはんや雑炊を中心に、「かまぼこ」
「薄揚げ」「納豆」「豆乳」「魚肉ソーセージ」「塩鮭」「あさり」
「帆立貝柱」「煮豆」といったタンパク源、「茄子」「じゃがいも」
「小松菜」「ほうれん草」「トマト」「キャベツ」「もやし」「レタス」
「ネギ」「ピーマン」などの野菜、「缶詰&フレッシュフルーツ」、
「ジュース」「カッテージチーズ」「牛乳(一度に100ml未満/1週間に
一度程度)」「うどん」などを組み合わせて献立を考えました。

膵炎のメニューを考えるときに重要なのが、「薄味」「香辛料抜き」
「脂抜き」「油抜き(16日目以降になると、植物性のオイルは少しずつ
使い始めました)」です。が、完全アブラ抜きは免疫力の低下や肌がかさかさに
なるなどの弊害があります。不飽和脂肪酸を含む植物性油脂は使った方がいいと
思います(とはいえ、1日の脂質量は30g以下が鉄則)。
また、薄味にするとか、香辛料を使わないのは、膵臓を刺激して
膵液を出すのを防ぐため。膵炎というのは、膵臓が自分の出した酵素で
自らを溶解していく現象です。この働きを抑えるために内服薬を飲み、
できるだけ胃や肝臓、膵臓を刺激しない食事を摂るようにしないといけません。

注意しないといけないのは、動物性タンパク質が制限されるため(動物性
脂肪の摂取を抑えたいので)、満腹感が得にくくなり、過食になりがちです。
また、「腹六分目」が原則ですから、いつもおなかがすいている、という状態が
続きます。いつもはよく食べる人、肉やマヨネーズが大好きな人はかなりつらい
思いをすることになります。

また、「間食」にも注意が必要です。「お菓子」の多くは「油脂」が使われて
います。原材料名の欄の前の方に「植物性油脂」「マーガリン」などと書かれて
いたら、排除する必要があります。かなり多くの油を使っていることが予想
できるからです。
でも、一度にたくさん食べるより、1日5回くらいに分けて食べた方が膵臓には
いいため、間食の献立も綿密に考えておく必要があります。
私は、「げんこつ」というきな粉でつくったお菓子をよく食べました。
甘味が強いので2粒程度(7g)食べると、結構満足できます。
重湯のときは、黒砂糖で甘味を加えたり、小さな塊を舐めたりもしました。

水分はたくさん摂るようにした方がいいと思います。
(栄養バランスの偏りから、コレステロールが増えがちになり、
ドロドロ血になります。水分はサラ血化に必要です)
一度に200mlくらいを4~5口に分け、1日に6~8回くらい。
私は、ローズヒップという木の実を煎じるお茶を飲みました。
好きなお茶でいいと思いますが、緑茶、紅茶、コーヒーは避けます。
カフェインが胃腸を刺激し、胃液の分泌を促進しますので、同時に膵液も
分泌されてしまうのです。

そろそろ、お寿司を食べたいと思っています。
脂質の少ない淡白な魚は、膵臓の修復に役立ってくれます。

それから、豆乳でつくる湯豆腐のおいしさにはびっくりしました。
一緒に入れる具を工夫すれば、いろんな味わいがつくれそうです。
通常は、豆乳と出汁を混ぜるらしいのですが、私はストレート豆乳だしで
つくります。残った豆乳にはご飯を入れ、塩昆布と刻んだ大葉を加えて
雑炊をつくります。味付けは塩・黒コショウです。これがまたおいしい。
湯豆腐は、鶏むね肉ミンチやささみ、帆立貝柱、タラなどの白身魚、かに肉など
を入れてボリュームアップするもよし、豆腐(断然もめん豆腐)と野菜だけで
あっさり食べるもよし。

箸休めに煮物や帆立貝柱の塩焼きなどを添え、雑炊には塩分の少ないたくあんや
べったら漬けを添えると、豆乳の味に飽きることなく食べられます(塩分が多いと
食欲を刺激して過食になりがち)。

急性膵炎は一気に治さないと、慢性化する恐れがあります。
2ヵ月の辛抱です。制限のある食事をいかにおいしく食べるかということに
頭を使っていると、食べ過ぎにはなりませんし、食べてはいけないものと
食べようという気になりません。

しかし、「一生」となると、気が萎えるのもわかります。
だから、「一生」の制限を余儀なくされる「慢性膵炎」にならないために、
集中して養生しましょう!





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Last updated  2008.11.08 00:57:34
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