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テーマ:ボディワークのすすめ(485)
カテゴリ:ボディワーク/身体知
『ボディワーク入門』 の中にも、「コオーディネーション」に関わる記述が幾つかある。その中から1つ、全身の連携を調べるための方法として紹介したものを、ここに引用する。
私たちの体には、約206の骨と約400の筋肉があります。これらの部分がうまく連携することで、私たちの動作が生まれます。その連携がどのように行なわれるか、また連携がうまくいっているのか、簡単な実験で調べてみましょう。 ある程度の重さがあって柄の付いたものを用意してください。たとえば、フライパンや手鍋のようなものか、筋力のある方なら野球のバットでもよいでしょう。鏡の前に立って、選んだものを自分の胸の前でもちます。腕をまっすぐ伸ばし、親指が上に来るようにしてください。そして、この状態から手首を内外(回内・回外)にまわします。手にした物は、あなたの握った手の上で振られるでしょう。このときうまく振るためには、手の動きに合わせて体が自然に揺れるのを止めないことです。以上を、いくつかの重さの違うもので試してみてください。手にした物の重さに応じて、体が適切な動きを生み出していくでしょう。それぞれの重さによって、大きく、あるいは小さく、手首から肘、肩、体幹、腰というように、動きが広がっていきます。私たちがこれらの動きを意識的にコントロールしているわけではありませんね。 さて、手にする物の重さを変えながら、自分の動きがどのように広がっていくのか、あるいは途切れてしまうのか、もし途切れてしまうのなら体のどのあたりでなのか観察しましょう。 そして、途切れてしまう場所があった方は、その場所を動かしてやる練習をしたり、その場所のストレッチを行なったり、セルフ&ペア・リリースのテクニックを適用してみてください。 (小川隆之/斎藤瑞穂 著 『ボディワーク入門 ロルフィングに親しむ103のテクニック』 [朱鷺書房] P.93,l.22~ P.94,l.19) (*)コオーディネーション・ワークに関する覚書 [3] [4] [5] [6] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 18, 2005 05:55:00 PM
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