流蜜のしくみ
養蜂は、蜜源となる植物(花)がないと成立ちません。植物はどういう条件のもとで流蜜(花蜜を分泌)するのでしょう?簡単な問題ではないようですが・・・!植物は、普通、空気中から取った炭酸ガスと、根から吸い上げた水分で澱粉を作ります。この時、大きな働きをするのが日光と葉緑素で、このように太陽光線のエネルギーによって澱粉が作られるのを光合成といいます。この澱粉は、夜になるとブドウ糖の形で葉緑体から.他の部分運ばれて、消費されたり蓄積されたりします。この糖分が花の蜜腺から分泌された物が、蜜蜂が集める花蜜(蜂蜜の原料となる)です。この為、日光が乏しければ、当然、流蜜は細く(少なく)なります。野外の花も雨曇天が続けば、流蜜は殆ど望めません!同じ蜜源植物でも日当たりの良い場所と悪い場所では当然差が出てきます。日当たりの良い場所の花には、蜜蜂はよく訪花しますが、日陰の花にはあまり通いません。流蜜の大小には、気温や土質もも関係しますが、・・・これは、次の機会に記事にします!