040215 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

Category

Profile

秋田県湯沢市 Bar B−FLAT

秋田県湯沢市 Bar B−FLAT

Favorite Blog

まだ登録されていません
December 30, 2012
XML
カテゴリ:ウイスキー

日本でいわれるところの世界5大ウイスキーというと
「スコッチ」「バーボン」「アイリッシュ」「カナディアン」「ジャパニーズ」
となりますが、そのなかで最もライトなタイプがカナディアン・ウイスキーになるでしょう。


カナディアン・ウイスキーの誕生は、一説によればアメリカン・ウイスキーの誕生よりもやや遅く1769年とされています。

カナダでのウイスキーは、19世紀の後半までは、ライ麦を原料としたものが主流でした。 しかし、1850年代には連続式蒸留機が導入され、19世紀の後半からはトウモロコシなども原料として使われるようになり、これらの影響でウイスキーの味や風味が変化し、今日のカナディアン・ウイスキーの特徴を獲得したのです。

カナディアン・ウイスキーにとっての次の転機は、隣国アメリカ合衆国が禁酒法の時代(1920~1933年)に入ったことです。
この禁酒法はアメリカ合衆国におけるウイスキー生産に大打撃を与え、当時アメリカ合衆国に盛んに輸入されていたアイリッシュ・ウイスキーは輸入禁止措置が取られたことでアイルランドのウイスキー生産にも大打撃を与えました。
無論、カナダのウイスキーも表面上は輸入禁止でしたが、アイルランドとは違ってカナダは地理的に近く、国境を接している区間が長いため、監視が行き届かず、容易に密輸することができたのです。
結局、アメリカ合衆国で禁酒法が施行されても、ウイスキーの消費量は変わらず、一説によれば、この頃にアメリカ合衆国で消費されたウイスキーの3分の2はカナダ産のウイスキーであったとも言われています。

これらのことにより、カナダのウイスキー産業は大きく発展し、さらにアメリカ合衆国で禁酒法が撤廃されても、アメリカ産の良質なウイスキーの生産には長い熟成期間が必要であったため、良質なウイスキーの出荷をすぐに行うことが出来ず、アメリカン・ウイスキーが復活してくるまでの間に、カナディアン・ウイスキーはアメリカ国内において、確固たる評価と人気を獲得してしまったのであります。
このことがカナダをウイスキー生産大国にのし上げる結果となったのです。

一般的な製法は、ライ麦主体のフレーバリング・ウイスキーと、トウモロコシ主体のベース・ウイスキーをブレンドした後、3年以上樽熟成させてつくります。


CC(シー・シー)の愛称で知られるカナディアン・クラブはカナダを代表する銘柄です。
ボストンの穀物商ハイラム・ウォーカー氏が1856年デトロイト対岸のカナダの土地に蒸溜所を建て、それまでにない軽いタイプのウイスキーをつくり出しました。
はじめは「クラブ・ウイスキー」としてアメリカへ輸出。
1890年代には大変な人気を得ることになり、バーボン業者は政府に嘆願書を提出し、カナダ産ウイスキーとアメリカ産ウイスキーを区別するよう求めました。
政府はその法律を制定し、「クラブ・ウイスキー」は、「カナディアンクラブ・ウイスキー」と呼ばれるようになり、1890年、ここに「カナディアン・クラブ」が生まれたのです。

写真の6年物は同社のメイン商品で、フルーティーで華やかな香りと、軽やかでバランスの良い円熟した味わいが特徴。

 

CC.jpg






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  December 30, 2012 02:34:22 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.