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カテゴリ:ネットワーク社会と未来
「インフォアーツ論」 ネットワーク的知性とはなにか?
野村一夫 2003 優れたインターネット論であり、その提言しているところにも素直に耳をかたむけたい、と思わせられた一冊。すでに3年以上前に刊行された本であるが、このような先行する優れたインターネット論があったればこそ、「ウェブ進化論」のような後続の本がでてくることになったのだろう。 著者は私とほぼ同時代人であり、その時代背景やネット体験は近いものがあると思う。専門的な社会学者というより、ネットの実践家としての発言を続けてきた。インターネット上での社会学サイト「ソキウス」の作者として知られている。 リベラルアーツ 市民として自律的に思考し行動するのに必要とされる基礎的な教養教育 インフォテック 情報技術(いわゆるIT)およびそれに基づく情報工学的文化 インフォアーツ インフォテックに対抗するものとして構想された、ネットワーク時代に対応した知恵とわざの総称 p3 著者は2003年から始まった高校における情報教育を単なる理科教育への復古であり、インターネットから遠ざかったと痛烈に批判する。 アルフレッド・シュッツの著作を借りて、著者は知識と人間の関係を三種に分けている。 第一は「専門家」。知識のもつ知識は領域が限定されているが、そのかわり、その専門領域においては明晰で一貫しているものがある。 第二は「しろうと」。その知識は、たしかにかなり広い範囲に亘ってはいるものの、首尾一貫していない。 第三は「眼識ある市民」。社会生活のあらゆる領域について情報通であろうとする取組み方である。 著者は眼識ある市民とインフォアーツの組合せ、そして、情報倫理の重要性と時、さらににリアルVSバーチャルなどの議論を超えて、社会的へ着地する戦略が必要だとする。 この本はとても示唆的でおおくのインスピレーションをあたえてくれる。ただ出版が2003年であったことがおしい。いまやWeb2.0という概念が常識化つつある現在において、さらにその続編を読んでみたと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.06 09:43:03
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