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<2>よりつづく ラジニーシの姿が見えなくなると、サニヤシンたちは目を閉じてお互いを、また自分自身を深く抱擁した。だが、いつまでもそうしてはいられなかった。たくさんの「重要な仕事」をこなさなければならなかった。彼らは愛、労働、瞑想という火の試練をくぐり抜けて、自分自身のなかに意識という純金を見出すためにそこにいた。彼らは黄金の未来を実現する最初の都市、「新しい人間」が生まれてくる場所を建設するためにそこにいた。 数年後、再び講話をするようになったとき、ラジニーシはこう言った。「次に世界に起こる革命は、裕福な人びとに対する貧民の革命、ブルジョアに対するプロレタリアートの革命ではない。次に世界に起こる革命は、人間の愚かさと知性のあいだの革命だ。そのプロセスの全体像を示した者はまだいないが、私はあなた方全員をそこへ、人間の知性による人間の愚かさへのまったく新しい革命にいざなおうとしている」(ラジニーシ『ラスト・テスタメント』第一巻、1985年9月6日、"The Last Testament") p106 「次に世界に起こる革命」の「プロセスの全体像」がここでは語られているが、それらを正確に認知している人々は多くはない。またOsho自身が語り終えたかどうかさえ、定かではない。もし彼が語り終えていたとしても、それ理解し、実行に移せるかどうかは、明確なものではない。 しかしながら、もしそのような文言があり、その可能性をわずかでも見つけることができるなら、至らないながらも、このブログにおいて、その片鱗をかいま見るくらいのことはできるのではないか。あるいはそのような期待をもちつつ、細々と歩みを進めている。 驚いたことに、ラジニーシ自身も六ヶ月前に終末についてのビジョンを語っていた。今後20年以上に渡って、一連の自然災害や人為的な災害がカリフォルニア、ニューヨーク、東京、ロンドン、ボンベイといった主要都市を破壊するだろう、と彼の個人秘書のシーラを通じて語った。核戦争も起きるだろう、と。 サニヤシンにとっての良いニュースは、彼らの一部は地下洞窟に建設される都市で大破壊を生き延びるだろうということだった。文明が崩壊する前に、サニヤシンは世界の知識をマイクロフィルムに集めて、あらゆる言語の専門家たちを見つけ、科学と文化を保存することになるだろう、とラジニーシは語った。なかにはエジプトやメソポタミアへと地下都市の構築について秘教的な知識を学びに行く者もいるだろう、と。p148 地下洞窟都市や周辺のプロジェクトについては、発表当時からおおよその当時のアクティブなサニヤシンたちなら知っていた。しかし、そのコメントのされ方は、直接レクチャーで話されたものではなく、秘書を通じて発表されたものだった、というところに、なにかワンクッションがあったことは否めない。 いずれにせよ、今でもこのプロジェクトのことを思い出す。これがもし実行され進行されたなら、まさに、シャスタ山の地下都市テロスを連想するような世界が展開されていたはずだ。「地下都市の構築のための秘教的な知識」とは何か。まったくイメージできないわけではないが、創造力をたくましくすると、このプロジェクトは、実はまだまだ続行しているのではないか、とさえ思える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.12 06:47:00
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